手数料を安くできる、おすすめの取引所も教えて!
という要望にお応えします。
この記事では、
本記事でお伝えすること
- NFTを買うために必要な5つの手数料
- 手数料を安くできる取引所の選び方
を解説します。
この記事では、NFTを買うときに「いつ、どんな?」手数料(スプレッド、ガス代を含む)が必要になるのかを、NFT購入手続きの時系列に沿って順番に解説していきます。
この記事を読めば、NFTを買うときに必要な手数料のすべてがわかるはずです。
また、手数料を安くできる仮想通貨取引所の選び方と、手数料コストを最安にできる取引所(2社)も紹介します。
これからNFT取引をはじめるため、さっそく口座開設の準備をしたい方は、ぜひお役立てください。
※おすすめ取引所をすぐに確認するには以下ボタンをタップ!
※該当箇所にジャンプできます
この記事の内容を理解しておけば、あなたが実際にNFTを買うときに想定以上に手数料がかかってしまい「こんなはずじゃなかった...。予算オーバーだ(泣)」と後悔することはなくなるでしょう!!!
手数料に関する「理論武装」をしてからNFT取引をはじめられるよう、ぜひ最後までお読みくださいね♪
NFTを買うために必要な5つの手数料
NFTを買うまでの流れは、以下のようになります。
NFTを買うまでの5ステップ
- 仮想通貨取引所に日本円を入金
- 仮想通貨取引所でETHを購入
- ETHをウォレットに送金
- ETHをWETHに交換
- WETHでNFTを購入
このNFTの購入手順にともなって、以下の5つの各種手数料(スプレッド、ガス代を含む)が発生します。
NFT購入時に必要な5つの手数料
- 日本円の入金手数料
- 仮想通貨販売所のスプレッド
- ウォレットへの送金手数料
- ETHをWETHに交換するガス代
- NFTの購入オファー時のガス代
参考
「OpenSea(オープン・シー)って何?」という方は、関連記事『OpenSeaの始め方・使い方(登録~出品・購入)【完全ガイド】』を参考にしてください。
手数料①:日本円の入金手数料
1つめの手数料は、「日本円の入金手数料」です。
NFTを買うには仮想通貨ETHが必要で、仮想通貨ETHを入手するには日本円を仮想通貨取引所に入金する必要があります。
この日本円の入金に手数料がかかる場合があるので要注意です。
たとえば国内大手のコインチェックでは、日本円の入金方法を、
コインチェックでの入金方法
- 銀行振込:お持ちの銀行口座を使ってスマホやATMから入金できる
- コンビニ入金:コンビニのATMにお金を支払う形で入金できる
- クイック入金:コインチェックの提携銀行口座からすぐ入金できる
の3つから選べます。
このとき、銀行振込を利用すれば、入金手数料は無料です。
しかしコンビニ入金やクイック入金の場合、手数料が発生してしまいます。
実例を見てみましょう。
コインチェックでクイック入金すると、入金額が3万円未満の場合は1回あたり770円、入金額3万円以上の場合は1回あたり1,018円〜の手数料がかかります。
【コインチェック クイック入金画面】
仮想通貨取引所によっては、どんな方法でも(銀行振込でも、その他の入金方法でも)「入金手数料は無料」としているところもあります。
おもなところでは、GMOコインやビットポイント、DMMビットコイン、ビットバンクは、どんな入金方法でも手数料は「0円」ですので、手数料を抑えたいならこれらの取引所を利用するのが無難です。
【例:GMOコイン】
また入金手数料が発生する場合のあるコインチェックやビットフライヤーでも、指定された方法・銀行を利用すれば手数料を「0円」にすることは可能です。
手数料のルールを事前にしっかり確認し、ムダな手数料をとられないように気をつけましょう。
手数料②:販売所のスプレッド
2つ目の手数料は、仮想通貨取引所で発生する「販売所のスプレッド」です。
NFTを買うには、仮想通貨(暗号資産)が必要です。
なかでも、おもにNFT取引に用いられるのは、「ETH(イーサ/イーサリアム)」という通貨です。
【イーサ/イーサリアム】
ETHなどの通貨は、仮想通貨取引所で購入できます。
日本国内では、コインチェックやGMOコインなどが有名ですが、各社とも、通貨の購入手段を「取引所」と「販売所」の2種類用意しています。
「取引所」という売り場には、あなた同様の個人の投資家の方が「1ETHを○○円で売りますよ♪」と価格提示しています。
その価格に納得すれば購入することができ、この場合、取引は個人間で行われています。
一方の「販売所」という売り場には、コインチェックやGMOコインなどの企業が仕入れたコインが売られています。
ここで通貨を購入する場合、あなた個人とコインを販売する企業との取引となるのです。
このときコインを販売する企業は、通貨の仕入れや管理にかかるコストを、コインの販売価格に上乗せしています。
これが、「販売所のスプレッド」です。
企業相手の取引である「販売所」で買う場合にのみ、スプレッドという名の手数料が発生するのです。
スプレッドはおおむね、3~5%程度です。(取引する通貨や、取引時期により変動します)
あなたがNFT購入に必要なETHを「販売所」で買う場合、スプレッドという手数料がかかることを覚えておきましょう。
何度も取引する人にとっては、「ちりつも」でバカにならない金額になるので、要注意です!
参考
「販売所」と「取引所」との違いについては、関連記事『販売所と取引所の違い』で詳しく解説していますので、参考にしてください。
販売所と取引所の違い|コインチェックでお得に取引する裏ワザを紹介
続きを見る
手数料③:ウォレットへの送金手数料
3つ目の手数料は、「ウォレットへの送金手数料」です。
NFTを買うには、仮想通貨を管理する財布である「ウォレット」から支払い手続きをします。
そのため、NFTを購入するには事前にウォレットに仮想通貨ETHを送金しておくことが必要となります。
現実世界でのスーパーやコンビニでのお買い物と同じです。
このウォレットへの送金は、仮想通貨を購入した運営会社の口座から行います。
このとき、口座開設している運営会社によって、送金手数料の有無や金額(%)が異なります。
たとえばコインチェックでは、送金のたびに毎回、0.005ETHの出金手数料がかかります。
【コインチェックの送金手数料】
これも「ちりつも」で積み重なれば、トータルではバカにならない金額になる可能性があります。
今後何回もNFT取引をする予定の方は、複数回分の金額をまとめて送金し、送金回数を減らす工夫をすると良いでしょう。
また記事後半でお伝えしますが、「送金手数料が無料」の運営会社(仮想通貨取引所)もあります。
送金手数料のコストを抑えたい方は、あらかじめ「送金手数料が無料」の取引所で口座開設しておくのがおすすめです。
参考
いま最も利用されているウォレットは、イーサリアム公式ウォレット「MetaMask」(メタマスク)です。
まだインストールしていない方は、関連記事『メタマスクとは?|使い方と送金方法を解説【はじめての方むけ】』を参照して導入しておきましょう。
完全無料で使えて、Google Chromeの拡張機能での利用もできるので、とても便利です。
メタマスクとは?|使い方と送金方法を解説【はじめての方むけ】
続きを見る
手数料④:ETHをWETHに交換するガス代
4つ目の手数料は、「ETHをWTHEに交換するためのガス代」です。
NFTを買うとき、購入方法によっては「WETH」が必要になります。
WETHとは
WETH(wRTH)とは、「Wrapped ETH」(ラップされたイーサ)のことです。
イーサリアムネットワークの基軸通貨であるETHは、そのままでは他のトークン(仮想通貨やNFT作品)と直接交換ができません。
ETHに服を着せて(=ラップして)、他のトークンと交換できる状態にしたETHのことを、WETHと言います。
交換比率は「1ETH=1WETH」の固定レートとなっていて、何度でも交換できます。
固定価格で販売されているものを購入(成行注文/Buy now)する場合には、WETHへの変換は不要です。(ETHのまま購入できます)
しかしオークション(価格釣り上げ型)やオファー価格で購入する場合、WETHでしか買えません。
そのため交換(両替)の手続きが必要になるのです。
※ETHとWETHの違いは『OpenSeaで利用する3種類のETH(イーサ)|黒・赤・紫の違いを解説』で詳しく解説しているので参考にしてください。
ETHをWETHに交換するとき、「ガス代」というブロックチェーンネットワーク(イーサリアムネットワーク)の利用料が必要になります。
このガス代は、ネットワークの混雑具合により秒単位で変動しますが、おおむね1回の取引あたり2~3千円程度かかる場合が多いです。
このガス代も、先ほどの送金手数料と同じく「取引の都度、毎回」かかるものです。
頻繁に取引する予定の方は、数回分の量をまとめて交換しておくと、ガス代の節約になります。
手数料⑤:NFTの購入オファー時のガス代
さいごの5つ目の手数料は、「NFTの購入オファー時にかかるガス代」です。
NFTを買うとき、「買います!」という意思表示をすることを意味する「オファー」を出す必要がありますが、このときもまた「ガス代」がかかるのです。
実際の画面を見てみましょう。
以下は、世界最大のNFTマーケットプレイス「OpenSea」(オープン・シー)での購入オファー画面です。
このガス代は毎回かかります。
ここまで解説してきた送金手数料やWETHに交換するときのガス代と違って、「複数まとめてやって、安くする」という節約テクニックが使えないのです。
NFTを買うときには避けられない、必要経費だと捉えておきましょう。
関連
ガス代については、
で詳しく解説していますので参考にしてください。
以上が、NFTを買うときに必要になる5つの手数料です。
手数料を安くできる取引所の選び方
ここまでの内容を踏まえ、ここからは手数料を安くできる取引所の選び方を解説します。
取引所選びに必要な2つの条件
NFT購入時の手数料が安い取引所の条件は、2つあります。
それは...、
- ETHを「取引所」で購入が可能
- 送金手数料が無料
であることです。
この2つの条件を満たす仮想通貨取引所を選んで利用することで、あなたは手数料を最安におさえてお得にNFT取引ができます!
なぜなら、
NFT購入時に必要な5つの手数料
- 日本円の入金手数料
- 仮想通貨販売所のスプレッド
- ウォレットへの送金手数料
- ETHをWETHに交換するガス代
- NFTの購入オファー時のガス代
のうち1と4と5は、どの仮想通貨取引所を利用しても変わらない部分です。(←不変部分)
「4」と「5」のガス代は、ネットワークの問題なので、どの取引所を利用していても変わりません。
一方で2と3は、それぞれの仮想通貨取引所ごとに設定料金が異なる部分です。(←可変部分)
つまり手数料を安くするには、可変部分である
- 仮想通貨販売所のスプレッド
- ウォレットへの送金手数料
に着目して利用する取引所を選ぶことがポイントになるという訳です!
中級者むけの参考情報
当記事内では詳しい説明を省きますが、利用するネットワークを変更することでガス代を安くする方法もあります。
「イーサリアム」ではなく「ポリゴン」のネットワークを使うやり方です。
【ポリゴン】
ポリゴンはイーサリアムより圧倒的にガス代が安いのが特徴のネットワークです。
イーサリアムの場合よりNFT購入までの手続きが煩雑になるため初心者むきではありませんが、使いこなせれば、とってもお得にNFT取引ができる強い味方になります。
利用してみたい方は、関連記事『メタマスクをポリゴンに接続する方法|画像付きでわかりやすく解説』へお進みください。
メタマスクをポリゴンに接続する方法|画像付きでわかりやすく解説
続きを見る
※また、ポリゴンの特徴は、関連記事『OpenSeaでNFTを買う方法|初心者むけに専門用語なしで解説』(後半部分)でも解説しているので参考にしてください。
取引所ごとの手数料一覧
おもな国内仮想通貨取引所における
- 「取引所」でのETHの取扱状況
- ETHの送金手数料
は以下の通りです。
※表は横にスクロールできます
GMOコイン | ビットポイント | ビットフライヤー | ビットバンク | DMMビットコイン | コインチェック | |
ETHを「取引所」で購入可能 | ○ ※ETHを「取引所」で購入可能 | ○ ※BITPOINT PROにて購入可能 | ○ ※bitFlyer Lightningにて購入可能 | ○ ※ETHは「販売所」でのみ購入可能 | × ※「取引所」なし | × ※ETHは「販売所」でのみ購入可能 |
送金手数料が無料 | ○ (無料) | ○ (無料) | × ※毎回0.005ETHの手数料 | × ※毎回0.005ETHの手数料 | ○ (無料) | × ※毎回0.005ETHの手数料 |
※2022年6月時点
※送金手数料は、ETHを送金する場合
表を見てわかる通り、
- ETHを「取引所」で購入が可能
- 送金手数料が無料
の2つの条件を満たすのは、GMOコインとビットポイントの2つです。
おすすめの取引所①:GMOコイン
(画像引用元:GMOコイン公式サイト)
GMOコインは、東証プライム上場のGMOインターネットグループ傘下の仮想通貨取引所です。
セキュリティ面の安心感が高いことに加え、取引できる仮想通貨の取扱銘柄数が国内最大級という点も魅力です。
2022年6月時点では、なんと国内最多の21種類ものコインを売買できます。
(画像引用元:GMOコイン公式サイト)
どのコインも1,000円未満の少額から投資でき、気軽にはじめやすいのも初心者にうれしいポイントです。
なおGMOコインは、送金手数料だけでなく、預入時の手数料も無料です。
(画像引用元:GMOコイン公式サイト)
※手数料について、詳しくはGMOコイン公式サイト(入出金手数料のページ)をご確認ください。(ページ下段部分に記載があります)
結論、手数料を安くおさえてお得にNFTを買いたい方には、GMOコインがもっともおすすめです。
GMOコインは、オリコンが実施する顧客満足度調査で2年連読1位を獲得しており、ユーザーから高い評価を得ている仮想通貨取引所でもあります。
(画像引用元:GMOコイン公式サイト)
初心者も安心して利用できるGMOコインは、無料&最短10分で取引スタートできます。
サクッと口座開設しておきましょう。
※口座開設に一切お金はかかりません
※最短10分で取引開始できます
おすすめの取引所②:ビットポイント
(画像引用元:ビットポイント公式サイト)
もう1つおすすめの取引所は、ビットポイント(BITBOINT)です。
ビットポイントは、東証スタンダード上場のリミックスポイント傘下企業が運営する仮想通貨取引所です。
ビットポイントでは、サイト内の「BITPOINT PRO」という機能を使って、個人間のコイン取引ができます。
(画像引用元:ビットポイント公式サイト)
この記事で解説してきた「取引所」に相当するものです。
ビットポイントの特徴は、この板取引の機能が充実していることです。
「販売所」形式での売買と比べて板取引(「取引所」に相当)は、やや難易度が高いため、中級者~上級者むけとされます。
ただし、いちど操作に慣れれば初心者でも問題なく使いこなせます。
今後NFT売買を含め頻繁に仮想通貨取引をしたい方は、お得な板取引ができるビットポイントの口座を持っておくと重宝するはずです。
※口座開設に一切お金はかかりません
※PC、スマホのどちらからでも口座開設できます
頻繁に取引する方にとって、ビットポイントの板取引の利便性はとても魅力的なのですね。
以上が、スプレッド(仮想通貨取引所に払う手数料)とウォレットへの送金手数料を「0円」にできる、おすすめの仮想通貨取引所(2社)です。
少しでも手数料を安く、賢くNFT取引をしたい方は、「GMOコイン」と「ビットポイント」のご利用を検討くださいね♪
補足情報
なお、各社期間限定のキャンペーン(「新規口座開設で○○円分のビットコインがもらえる」等)を実施していることがあります。
たとえばコインチェックは、過去に以下のキャンペーンを実施していました。
※現在は終了しています。
キャンペーン内容によっては、あなたにとって1番お得な取引所が違ってくる場合もあるのです。
お時間のある方は、各社ホームページ等を確認してメリットを比較してみることをおすすめします。
最適な取引所探しには、関連記事『仮想通貨・ビットコイン取引所の選び方|おすすめ12社ランキング』も参考にしてください。
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各社どの取引所も無料ですし、1口座あたり最短5~10分で申し込みできます。
複数口座を持つ金銭的デメリットはなく、時間と労力もさほどかからないので、少しまとまった時間がとれる方は、気になる口座をぜんぶ登録しておくと良いでしょう。
今回は以上です。
この記事が、あなたがNFTをはじめるきっかけになればうれしいです。
※さっそくNFTを買いたい方は、関連記事『OpenSeaでNFTを買う方法』にお進みください。
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