というお悩みを解決します。
この記事では、AIでつくったイラストや画像をNFTアート作品として販売する方法を紹介します。
あわせて、注意点やAI活用のメリットもお伝えします。
これからAIをつかってNFTアートの制作や販売に挑戦したい方は、ぜひさいごまで読んでみてください!
きっとお役に立てるはずです。
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AIでつくったイラストをNFTアートとして販売する方法
NFTアートは、生成AIツールを使用して制作することが可能です。
画像生成AIには「Midjourney」(ミッドジャーニー)や「Stable Diffusion」(ステーブルディフュージョン)など様々な種類があります。
それぞれに特徴があるので、使いやすいツールを選べばOKです。
NFTアートの作り方は利用するAIツールによって異なりますが、今回はもっとも有名なツールのひとつ「Midjourney」での作り方を紹介します。
「Midjourney」でのNFTアートの作成は以下の手順で行います。
- Midjourneyにログイン
- 画像を生成
- 画像をOpenSeaで販売
以下でくわしく手順を解説します!
手順①:Midjourneyにログイン
まずはMidjourneyの「Discord」に入ります。
※上記リンクをタップしてください。
「招待を受ける」ボタンをタップします。
Discordをはじめて利用する方は、このあと、
- メールアドレス
- ユーザー名
- パスワード
を入力する画面が表示されますので、必要事項を入力して登録しましょう。
すでにDiscordアカウントをお持ちの方は、ボタンをタップしたあとすぐにアプリが起動します。
Discordアプリに入ると、画面左側にへ「部屋」(チャット部屋)のリストがあります。
「NEW COMER ROOMS ○○」(○○には数字が入る)が、今回利用する初心者部屋です。
この中にある「newbies-○○」(○○には数字が入る)のどれかを選択します。
上の方にあるものを適当に選んでタップすればOKです。
手順②:画像を生成
つづいて、AIに文章で指示を出して画像(アート作品)を作っていきます。
初心者部屋の中の画面最下部に、文字を打ち込めるチャットスペースがあります。
ここにAIに描いて欲しい画像アートのコマンド(指示)を出していきます。
まずチャットスペースに「/imagine」と打ち込みます。(「スラッシュ記号+imagineの文字」です)
真上に「/imagine prompt」と出るのでこれを選択します。
たとえば以下のような感じです。
指示内容によりますが、おおむね1分以内には画像が生成されます。
今回の指示でAIが生成した画像は、以下です。
指示にもとづき、4パターンの画像を4分割のフォーマットで画像生成してくれます。
なおこの時点での画像サイズは「512×512」になっています。
日本語での入力にも対応していますが、基本は英語の方がAIの情報読み込み精度は高いようです。
また単語をただ並べるだけより、文章で指示した方がクオリティの高い画像がつくられることが多い傾向があるようです。
英語の文章作成が不安な方は、「DeepL」などの翻訳ツールを補助的に活用してください。
生成された画像に満足しない場合は修正しましょう。
指示内容を変更せずに画像生成だけやり直す場合、画像の下に表示される以下のボタンを利用します。
U1~U4(下記黄色枠部分) = 指定した番号の絵を高解像度化する
V1~V4 (下記緑色枠部分)= 指定した番号の絵と似たデザインのものを新たに4枚生成する
更新ボタン(下記赤色枠部分) = もう一度新しく4枚の絵を作り直す
それぞれの画像の番号は上記の通りです。
お気に入りの1枚が出来たら「U〇」(〇には数字が入る)を押して高画質化しましょう。
試しに「U4」を選択すると、以下のような画像が生成されます。
画像サイズは「1024×1024」にスケールアップしています。
NFTアートとして出品するものは、最終的にこうやって完成度を高めた1枚ものにしておくと良いでしょう。
以上、ここまでがMidjourneyでアート作品を制作する手順の紹介です。
基本的な操作は上記を覚えておけば十分です。
指示を出してみて画像生成するAIのクセがわかってくると、段々ほしいイメージの画像が早くつくれるようになるはずです。
手順③:画像をOpenSeaで販売
さいごに、先ほど制作した画像(アート作品)をOpenSeaに出品します。
OpenSeaは、2017年2月にサービスを開始した、米国ニューヨークを拠点とした世界最大のNFTマーケットプレイス(NFTの取引が行われるサイト)です。
OpenSeaに出品すれば、世界中のNFTコレクターや投資家にリーチできます。
このOpenSeaのサイトに画像をアップロードして出品を完了させることで、自動的に画像データがブロックチェーン上で管理されるようになります。
そして、これまで「ただの画像」だったものが「NFTアート作品」に変身するのです。
OpenSeaに画像をアップロードして「NFT化」する手順は以下の3ステップです。
NFT化の手順
- 仮想通貨取引所の口座開設
- MetaMaskでウォレットを作成
- OpenSeaでアカウント登録
「NFT化」のくわしい手順は、以下『OpenSeaでNFTアートを出品・販売する方法』で解説しているので参考にしてください。
OpenSeaでNFTアートを出品・販売する方法|初心者でもかんたん!
続きを見る
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Midjourneyでつくった画像をOpenSeaで販売する手順は、以下『Midjourneyの画像をNFTで販売する方法』でも解説しています。こちらも参考にしてください。
Midjourneyの画像をNFTで販売する方法|商用利用の注意点も解説!
続きを見る
AIでつくった画像を利用するときの注意点
AIでつくったイラストや画像を販売するとき、以下の2つに注意してください。
注意点
- 著作権の確認
- 事前の周知
注意点①:著作権の確認
生成AIツールでつくったイラストや画像の著作権がだれに帰属するのかを確認しておきましょう。
この記事で紹介した「Midjourney」の場合は、制作したアート作品画像を商用利用するには、「有料プランに申込すること」が条件になっています。
Midjourneyの商用利用については、公式サイトにある全文英語のガイドラインに記載があります。
このガイドラインの中にある「Terms of Service」の部分には、
If You are not a Paid Member,
You don’t own the Assets You create.
(有料会員でない場合、あなたは
創作した作品の所有権を有しません)
と明記されています。
つまり商用利用に必要な条件は、
商用利用の条件
- 有料プランを契約すること
なのです。
個人の場合、
3種類の有料プラン
- 月間200枚まで画像生成可能で月額10ドルのベーシックプラン
- 画像生成は無制限、高速処理が15時間まで利用可能な月額30ドルのスタンダードプラン
- 画像生成は無制限、高速処理が30時間まで利用可能な月額60ドルのプロプラン
- 画像生成は無制限、高速処理が60時間まで利用可能な月額120ドルのメガプラン
から選べます。
※料金について詳しくは公式サイト内「Subscription Plans」(課金プランついて)をご覧ください。
「Midjourney」を利用する場合、有料プランに入らずに制作した画像を販売してしまうと「著作権違反」となり処罰の対象となる可能性があります。
かならず有料プランに入り、制作したイラストや画像が自分の著作物となる状態をつくってから販売をしてください。
※有料プランの申込方法はこちらをご覧ください。
注意点②:事前の周知
もう1つの注意点は、念のためAIでつくった画像であることを事前に周知することです。
NFTコレクターのなかには、AI画像には価値がないと考える方々もいます。
そのため、手描きの1点ものだと信じて購入した方があとからAI画像だと知り、「だまされた!」と怒るケースが発生し得るのです。
このようなトラブルを未然に回避するためにも、あらかじめAI画像である旨を明記・明言した上で販売すると安心です。
OpenSeaの作品説明欄に記載したり、SNSで宣伝するときにもしっかりと説明を尽くすようにしましょう。
AI活用のメリット
ここから、NFTアートを作る方法ときにAIを活用するメリットをお伝えします。
AI活用のメリットは、おもに以下3つです。
AI活用のメリット
- 費用や時間が節約できる
- アートの専門性が不要
- AIに関する知識が身につく
それぞれのメリットについてくわしく解説します!
メリット①:費用や時間が節約できる
生成AIを使ってNFTアートを作ることのメリットは、なんといっても費用や時間が節約できることです。
生成AIを使えば文章(テキスト)を入力するだけで、瞬時にクオリティの高いアートが完成します。
場合によっては、企画構想から完成まで1日かからないというケースも多いです。
画像生成AIツールを使えば、少ない費用と時間でプロのアーティストが描いたようなクオリティの高い作品がかんたんに作れます。
メリット②:アートの専門性が不要
2つ目のメリットは、アートや芸術分野の専門性が要らないことです。
生成AIを使えば、イメージするテキストを入力するだけで、自動でクオリティの高い作品を作成できます。
従来はアート作品を作る場合、筆やペンで描くスキルや配色のセンスなど、高い専門性が求められました。
しかし生成AIを使えば、これらの高度な専門性は不要です。
テキストを入力すれば自動でクオリティの高い作品が完成するため、だれでもかんたんにプロのアーティストのようなNFTアートが作成可能です。
メリット③:AIに関する知識が身につく
さいごの3つ目は、AIに関する知識が身につく点です。
近年AIは多種多様な場面で活用されており、身近な場所でもAIが活躍しています。
今後もAIの需要は高まり、AIに関する知識を身につけておくことが重要なことは間違いありません。
AIに関する知識は、テキストで勉強するだけではなく実際に触れて学んでいく方がよく身につきます。
画像生成AIを使ってNFTアート制作をする過程で、自然とAIに関する知識の習得できるのです。
参考
生成AIを書籍(本)で学習したい方には、以下『ChatGPT・生成AIが学べるおすすめ本|目的別に10冊を紹介』の記事がおすすめです。
ChatGPT・生成AIが学べるおすすめ本|目的別に10冊を紹介
続きを見る
以上、AI活用のメリットの紹介でした。
よくある質問
ここからはよくある質問にお答えします。
Midjourney有料プランの申込方法は?
どこでもいいので「newbies-○○」の部屋で「/subscribe」を入力します。
上にコマンドが出てくるので選択します。
有料プラン申込ページに移動するボタンが出ます。
クリックしてリンク先へ行きます。
「うん!」のボタンを押して進みましょう。
契約したいプランを選択して、金額を確認したら右下の「Subscribe」ボタンを押します。
このあと支払い情報の入力画面になります。
メールアドレスとクレジットカード情報を入力して「申し込む」ボタンを押してください。
支払い情報が確認されたら、以下の画面になります。
「Payment Successful」(支払い完了)と「Subscription Activated」(月額課金の有効化)の両方にチェックが付けばOKです。
「Close」ボタンで画面を閉じましょう。
以上で有料プランの申込は完了です。
Midjourneyはスマホでも使える?
はい、使えます。
スマホにDiscordアプリのダウンロードすれば、スマホでもMidjourneyは利用できます。
アプリの使い方はスマホ画面幅の都合上メニューの表示が少し違って見えますが、操作はWEB版とほぼ同じです。
OpenSeaへの出品の際、データの形式やサイズに制限はある?
OpenSeaに出品できるデータの対応フォーマットは、以下のように定められています。
出品できるデータ
- イラスト:JPG, PNG, GIF, SVG
- 動画:MP4, WEBM
- 音楽:MP3, WAV, OGG
- 3Dモデル:GLB, GLTF
※最大ファイルサイズ:40MB
出品作品を制作する際には、ファイル形式とファイルサイズに注意しておきましょう。
参考
今回はじめてOpenSeaを利用する方には、以下『OpenSeaの始め方・使い方(登録~出品・購入)【完全ガイド】』が参考になります。
OpenSeaの始め方・使い方(登録~出品・購入)【完全ガイド】
続きを見る
以上、よくある質問と回答です。
今回は以上です。
この記事が、あなたがNFTの世界に飛び込むきっかけになればうれしいです。
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