というお悩みを解決します。
この記事では、OpenSeaでNFTアートを出品(販売)する方法を解説します。
まったくの初心者でもわかるように、NFTを出品・販売するまでのすべての手順を画像を用いてやさしくご案内しています。
この記事内容に従えば、だれでもNFTアートを売りはじめられるはずです!
NFTでお金を稼ぎたい人に必須の、ロイヤリティ受取設定の手順も解説しています。
NFTを出品・販売してみたい方は、ぜひこの記事を参考に挑戦してみてくださいね。
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※NFT取引には仮想通貨口座が必要です
※コインチェック公式サイトより口座開設できます
※OpenSeaでのNFTの買い方(購入手順)を知りたい方は、関連記事『OpenSeaでのNFTの買い方』へお進みください。
NFT出品の事前準備
NFTアートを出品するには、以下3つの事前準備が必要です。
事前準備
- 仮想通貨取引所の口座開設
- MetaMaskでウォレットを作成
- OpenSeaでアカウント登録
事前準備(上記3つ)がすべて完了済みの方は、以下のボタンから先に進んでください。
仮想通貨取引所の口座開設
NFT取引はすべて、仮想通貨で行われます。
アート作品の出品・販売時の手数料も、作品の売却代金の受け取りも、すべて仮想通貨でやりとりします。
そのため、NFTアートの取引を始めるには、仮想通貨取引所の口座が必要です。
初心者なら、国内大手のコインチェックがおすすめです。
取り扱うコイン数が多く、スマホアプリが使いやすく便利だからです。
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まだ仮想通貨口座を持っていない方は、必ず作ってください。
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参考①
参考②
コインチェックのサービス詳細は、
>>>コインチェックの評判(6つのメリットと3つのデメリット)を解説
コインチェック以外の取引所は、
>>>仮想通貨取引所の選び方(おすすめ12社をランキング形式で徹底比較)
で確認できます。
なおこのあとのNFT出品をスムーズに進めるには、口座開設後は1~3万円程度を入金してETH(イーサ/イーサリアム)を買っておきましょう。
作品の売却(購入オファーを承認)時などに、ガス代(GAS FEE)が必要だからです。
ガス代(GAS FEE)とは
ガス代とは、ネットワーク利用料です。
イーサリアムなどのブロックチェーンネットワークを使うときは、ネットワーク利用にかかる手数料として、ユーザーはガス代を支払う義務があります。
つまりガス代が用意できていないと、OpenSeaでの販売が完了できないのです!
ウォレットには、少し余裕をもった金額を入金しておくと安心です。
ガス代の残高不足トラブルを回避できます。
参考
ガス代については、以下で詳しく解説しています。
OpenSeaのガス代を徹底解説|いつ・どんなときに必要?の疑問を解消します
続きを見る
MetaMaskウォレット作成
MetaMask(メタマスク)とは、仮想通貨を管理するためのウォレット(財布)です。
ウォレットは、安全に仮想通貨を取引・管理をするための必携ツールです。
なかでもMetaMaskは、
MetaMaskの特徴
- 無料で使える
- 日本語、日本円に対応している
- OpenSeaと連携できる
というメリットがあるので、必ず持っておきたいです。
以下からインストールできます。
※公式サイトからインストールできます
参考
MetaMask(メタマスク)のインストール手順や使い方は、以下で解説しています。
メタマスクとは?|使い方と送金方法を解説【はじめての方むけ】
続きを見る
OpenSeaアカウント登録
続いて、今回NFTアートの出品・販売を行うOpenSea(オープン・シー)に登録します。
OpenSeaは、2017年2月にサービスを開始した、米国ニューヨークを拠点とした世界最大のNFTマーケットプレイス(NFTの取引が行われるサイト)です。
以下の手順で、アカウント登録できます。
※OpenSeaは海外サイトのため、基本は英語表記です。英語表記に抵抗感がある方は、参考記事:OpenSeaの英語を日本語化する方法に従い日本語に翻訳してご利用ください。
OpenSeaアカウント登録手順①:OpenSea公式サイトにアクセス
まずは公式サイトにアクセスします。
トップページ右上の人影マークにカーソルを合わせ、「Settings」をクリックします。
OpenSeaアカウント登録手順②:MetaMaskにサインイン
画面中央のキツネマーク「MetaMask」をクリックします。
右上に小ウィンドウが開くので、「接続」→「署名」の順にクリックします。
OpenSeaアカウント登録手順③:基本情報を入力
基本情報画面に移りますので、必要事項を入力します。
入力事項
- Username:名前
- Bio:人物紹介、挨拶文
- Email Address:メールアドレス
- Links:SNSやサイトのアドレス
Bioは「Biography」(経歴、人物紹介などの意味)の略語です。
「I'm ○○○. Nice to meet you!」など、かんたんな挨拶分を入力すればOKです。
Linksは、Twitter、Instagram、サイト(ブログなど)の3つの欄が設けられていますが、空欄のままでも大丈夫です。
すべて入力したら、ページ下段の「Save」をクリックします。
OpenSeaアカウント登録手順④:メールアドレス有効化
先ほど入力したメールアドレスに、メールが届きます。
中央にある「VERIFY MY EMAIL」をクリックします。
以下の画面が表示されます。
「Back to OpenSea」ボタンを押すと、サイトに戻れます。
これでOpenSeaのアカウント登録完了です。
お疲れ様でした!
以上で、事前準備は完了です。
※OpenSeaの登録〜利用の手順は、関連記事『OpenSeaの始め方・使い方』でも詳しく解説していますので参考にしてください。
OpenSeaの始め方・使い方(登録~出品・購入)【完全ガイド】
続きを見る
NFTを出品・販売する方法
ここから、NFTアート作品をOpenSeaで出品・販売する方法を解説します。
出品・販売の手順
- コレクションを作成
- アイテムを登録
- アイテムを出品
- オファーの承認
- ロイヤリティ受取設定
の5つの手順を、順番に詳しく解説します。
コレクションを作成
OpenSeaにおけるコレクションとは、NFT作品(アイテム)を展示するための「お店」のようなものです。
後ほど、このお店(コレクション)のなかにNFTアート作品という個々の商品を登録することで、出品が完了するしくみになっています。
OpenSeaにアクセスして、右上のアカウントアイコンを選択後、「Studio」をクリックします。
画面右上の「Create」ボタンをクリックします。
ウォレットが起動しますので、「署名」ボタンをクリックして進めます。
企業の方など一度に大量の作品を出品する方は「Drop a collection」を、個人で少数作品の出品をする方は「Create an NFT」をクリックします。
作品の詳細情報入力画面になります。
順番に情報を入れていきます。
まずは「Create a new collection」をクリックします。
ロゴ画像やコレクション名、利用するブロックチェーンを選択します。
設定するコレクション情報
- Logo image:コレクションのアイコン画像です
- Contract name:コレクションの名前(正式名称)
- Token symbol:コレクションの略称
- Blockchain:出品するブロックチェーン
「Token symbol」は、たとえばCryptoNinja Partnersなら「CNP」のように、頭文字をとった数文字のアルファベットが、わかりやすくておすすめです。
「Contract name」と「Token symbol」は、あとから変更できません。
まちがいがないように慎重に入力しましょう。
「Blockchain」は、とくにこだわりがなければ「Ethereum」のままでOKです。
すべての入力が完了したら、画面右下の「Continue」ボタンをクリックして進みましょう。
その後、ウォレットが起動します。
コレクション作成の手数料として、ガス代がかかります。
安いときなら300~500円程度です。金額を確認したら、ウォレットの「確認」ボタンをクリックして支払い処理を進めましょう。
参考
ガス代の価格はトランザクション(取引の処理)の混み具合によってかわります。
高いガス代が表示された場合は、ガス代がリアルタイムで確認できるサイト「beaconcha.in」などで価格をチェックして、Standardの数値が落ちつくまで待ちましょう。
【beaconcha.inのサイト画面】
処理中の画面が表示されます。
しばし待ちましょう。
以下の画面が表示されたら、処理完了です。
これで、コレクション作成は完了です。
続いて、「Create an NFT」ボタンをクリックしてNFT作品のアイテム登録に進んでいきましょう!
アイテムを登録
NFT作品の画像登録は、「Drag and drop media」から行います。
「Name」には、作品タイトルを入力します。
「Supply」には供給数(NFT化する枚数)を入力してください。
希少価値を高めたいなら、「1」にしておくのがおすすめです。
「Description」には、作品のかんたんな説明文を書きます。
作品を解説するWebサイト等をお持ちの場合は、「External Link」にサイトURLを入力しておきましょう。
すべて入力したら、画面右下の「Create」ボタンをクリックして進めます。
処理中の画面が表示されるので、しばし待ちます。
以下の画面が表示されたら、処理完了です。
これで、NFT作品のアイテム登録は完了です。
アイテムを出品
アイテムページの右上にある、「List for sale」をクリックします。
出品方法の設定ページが開きます。
出品方法は、以下の2種類から選べます。
- Fixed Price:固定価格出品
- Timed Auction:オークション出品
固定価格出品とは
NFT作品を価格を固定して販売する方法です。
ほとんどの方がこちら出品方法を選んでおり、もっとも一般的なNFTの販売方法となっています。
基本は出品価格での落札を目標としますが、購入者側は出品価格以下でも価格交渉(オファー)をかけることができます。
出品者はオファーを受けるかどうか(承認 or 却下)を選択できます。
オークション出品とは
こちらはオークション形式での出品になります。
期間内にもっとも高値で入札した人が落札するしくみです。
このあとは、
出品方法
- 固定価格販売
- オークション販売
それぞれについて、設定手順を解説します。
出品方法①:固定価格販売の場合
固定価格での出品・販売の場合は、以下の画面で各種項目を設定します。
「Starting price」欄に、売りたい価格を入力します。
「Duration」は、販売期間です。
この期限内に購入希望者があらわれなかった場合、出品情報はいったんリセットされます。
オプションとして、特定の購入者を予約することが可能です。
「More options」から「Reverve for specific buyer」をオンにして、予約者のウォレットアドレスを入力すればOKです。
友人・知人のほか、SNS等を通じて売る約束をした人に確実にお渡しするために活用されているオプションです。
不要ならスキップしてOKです。
金額を確認したら「Complete listing」ボタンをタップします。
「OpenSea fee」は、OpenSeaに支払う販売手数料です。1回あたり、作品代金の2.5%と決まっています。
「Creator earnings」は、作品を制作したクリエイターに支払うロイヤリティ費用です。最大10%で、クリエイターが任意で設定しているものです。
作品の販売代金から上記2つの費用が引かれたお金が、最終的に手元に残ります。
最大で合計12.5%が天引きされるので、値付けの際には注意が必要です。
ウォレットが自動起動します。
ガス代を確認したら「確認」ボタンをタップします。
売却するアイテムによっては、以下のような警告文が出ることもあります。
内容をよく読み、問題なければ「承認」ボタンをタップして大丈夫です。
署名のリクエストの画面は、バーを下に引き下げて全文を閲覧後に「署名」ボタンがタップできるようになります。
以下の画面が表示されたら、無事に出品は完了です。
これで、固定価格販売の出品手続きは完了です。
出品方法②:オークション販売の場合
オークションのはじめ方は、以下の手順です。
作品画面右上の「List for sale」をタップします。
ページ上部の「Sell to highest bidder」(最高入札者に販売)を選択します。
その後、「Starting price」にはオークションを開始する価格を入力し、「Duration」でオークション実施の期間を設定します。
また、オプションとして、最低保証価格の設定ができます。
「More options」の右にあるマークをタップして展開すると、最低保証価格を入力できます。
最低価格以上の入札がなかった場合、作品は落札されずにオークションは終了します。
「この価格未満なら売らない!」と思う価格がある場合には、このオプションを利用しましょう。
すべての入力を終えたら「Complete listing」ボタンをタップします。
以下のようにウォレットが自動起動します。
ガス代を確認後、「確認」ボタンをタップします。
これでオークション開始の設定は完了です。
あとはオークション終了時、最低価格を上回る入札があった場合(最低保証価格を設定したならば、その価格を超える入札があった場合)に自動的に売却の手続きが完了します。
ウォレットからはガス代やOpenSeaへの販売手数料などの費用が差し引かれた残額が入金されます。
以上でオークション形式での売却は完了です。
これで無事に出品完了です!!!
オファーの承認
固定価格での出品の場合、出品後は購入者からのオファー(購入希望の連絡)を待ちます。
オファーが来たら内容を確認し、承認するかを決めましょう。
※オークションの場合は、オークション期間終了時点での最高額入札者が自動的に落札します。出品者側でやることはありません。
オファーを承認する場合には、オファー欄にある「Accept」ボタンをクリックします。
OpenSea利用手数料(2.5%)とロイヤリティ(任意設定)が差し引かれた、最終的な売上(Tatal Earnings)が表示されます。
金額を確認して、問題なければ「Accept」ボタンをクリックします。
ロイヤリティは、販売後にいったんOpenSea側が預かり、2~4週間後にあなたのアカウントのウォレットに着金します。
MetaMaskが別ウィンドウで開くので、オファー承認にかかるガス代を支払います。
ガス代の価格を確認後、「確認」ボタンをクリックします。
以上で、購入オファーの承認は完了し、無事にNFT作品は売却できました。
ロイヤリティ受取設定
NFTを出品・販売(=一次販売)すると、その後転売(=二次販売)されるたびにロイヤリティ収入を得ることができます。
しかし事前にこの設定をしておかないと、ロイヤリティ収入を得ることができません。
転売のたびに発生するロイヤリティを受取したい方は、必ず設定しておきましょう。
コレクションのトップページにある三本線マークを選択し、「Edit collection」をクリックします。
画面左側にある「Earnings」をクリックします。
ウォレットアドレスとロイヤリティ率の入力画面になります。
ウォレットアドレス欄には、ロイヤリティを受取したいウォレットのアドレス文字列を入力します。
ロイヤリティ率は、最大10%で任意に設定できます。
0~10%のうち、お好きな率を設定してください。
注意ポイント
OpenSeaでクリエイターに支払われるロイヤリティは、2024年2月29日までは「強制」的に徴収できるしくみになっています。(転売のたびに必ずロイヤリティ収入が入ります)
ただしそれ以降は、クリエイターのロイヤリティ収益は「オプション」となります。(ロイヤリティの支払いは、購入者側が任意で決められるしくみに変更になります)
すべて入力完了したら、画面右下の「Save collection」ボタンをクリックして終了です。
以上、NFTアート作品を出品(販売)する手順の解説でした。
NFTに関するよくある質問
ここからはNFTアート作品の出品に関するよくある質問にお答えします。
NFT取引を始める前に、ここでしっかり不安や疑問を解消しましょう。
出品・販売の手数料は?
NFTアート作品の出品と販売には、ガス代や販売手数料などの費用がかかります。
イーサリアムを使う場合、出品と販売にかかる費用は以下です。
NFT出品・販売でかかる費用
【出品時】
- コレクション作成時のガス代
- アイテム登録時のガス代
- 固定価格で出品時のガス代
【販売時】
- オファーを承諾するとき
- オークションで落札されたとき
- 出品をキャンセルするとき
※上記はイーサリアムを使用した場合です
OpenSeaでは過去、出品は無料でした。
しかし2023年10月現在、出品時にもガス代が必要となっています。(コレクション作成時とアイテム登録時の両方)
また、出品した作品が無事に売れたとき(販売時)には、OpenSeaへの販売手数料が代金より差し引かれます。
また販売方法によっては、ガス代(ネットワーク利用料)がかかります。
「○ETHで売ります」という固定価格販売の場合ならガス代不要ですが、「○ETHで買いたいです」というオファーを受け、それを承認する場合にはガス代が必要になります。
購入オファーの承認手続きにもガス代の支払いが必要なことみ見据え、出品する際にはあらかじめ手数料分を含めて多めにウォレットに入金しておくと良いです。
どんなものが出品できる?
デジタルデータならば、どんなものでも出品できます。
たとえば、
NFTとして出品できるもの
- イラスト
- 写真
- 動画
- 音楽
- SNS投稿
- ゲームで使うアイテム
- メタバース(仮想空間)内の土地
など、挙げれば切りがありません。
SNS投稿の事例だと、以下が有名でしょう。
ツイッター創業者のジャック・ドーシーCEOの、最初の投稿(Twitterのツイート投稿画面)です。
日本円にして約3億円で落札され、大変話題になりました。
写真では、海外で面白い事例があります。
インドネシアの大学生Sultan Gustaf Al Ghozali(ゴザリ)さんが18歳から22歳までの5年間、毎日PCの前で撮り溜めた自撮り写真をNFTアートしてOpenSeaに出品しました。
ひとつ3ドルからのスタートでしたが、1,000枚ほどの写真は半数近くが売れ、どんどん値が釣り上がった結果合計100万ドル(約1億1400万円)の値を付けました。
参考記事:『インドネシアの大学生、5年分の自撮りNFTアートが1億円に』(Yahoo!Japanニュース)
Uploading my photo into nft lolhttps://t.co/E3Q4sBmN26#NFT #opensea pic.twitter.com/rD51rdcpzp
— Ghozali (@Ghozali_Ghozalu) January 10, 2022
このように、有名人やプロのクリエイターでなくても、稼げるチャンスがあるのがNFTの世界なのです。
イラスト作品の制作なら、スマホ1台あればできます。
無料で使える初心者むけアプリ・ソフトは、以下で紹介しています。
NFTアートの作り方|おすすめスマホアプリ・ソフト5選【2024年最新】
続きを見る
また最近は、「Play to Earn」(ゲームで遊んで稼ぐ)という言葉が生まれるほど、NFTゲームやメタバース領域でのマネタイズ手法が確立されてきています。
NFTゲームについては、以下で詳しく解説しています。
NFTゲーム(ブロックチェーンゲーム)で稼ぐ方法|おすすめ最新ゲーム10選を紹介
続きを見る
メタバース(仮想空間)については、以下を参考にしてください。
メタバースのやり方・始め方|はじめての方むけに徹底解説
続きを見る
あなたが興味あるものから、トライしてみましょう。
データの形式やサイズに制限はある?
出品できるデータの対応フォーマットは、以下のように定められています。
出品できるデータ
- イラスト:JPG, PNG, GIF, SVG
- 動画:MP4, WEBM
- 音楽:MP3, WAV, OGG
- 3Dモデル:GLB, GLTF
※最大ファイルサイズ:40MB
出品作品を制作する際には、ファイル形式とファイルサイズに注意しておきましょう。
何でも高く売れる?
いいえ。
むしろ、高い値段で売れないものがほとんどです。
OpenSeaの作品ページを眺めてみるとわかります。
非常に高値で取引されニュースになる作品がある一方で、非常に安値で販売され、それでも買い手がつかない作品が多数リストされています。
まったく値が付かないような作品も溢れ、良いものと悪いものが玉石混交になっているのが現在のNFT市場なのです。
現在のNFT市場は「供給過多」の状況です。
トレンドに乗って多くのクリエイターが参入し、作品の「供給」は増え続けています。
反面、購入する人たちはまだ少数のため、「需要」は小さいままです。
結果的に「供給>需要」となり、市場全体としては高値では売りにくい(希少価値を出にくい)市場環境となっています。
NFT市場で作品を出品して販売するとき、とても競合が多いことを覚悟しましょう。
ただ作品を出品するだけでは、高くは売れません。
他の作品との差別化をして、高く売る工夫が不可欠です。
参考
高く売るコツは?
マーケティングに力を入れることです。
NFT自体は、ただのデジタルデータに過ぎません。
そのためNFTデータそのものは、無価値といっても良いでしょう。
そこに付加価値を付け、その価値を正しく伝えるのがマーケティングの役割です。
たとえば、付加価値を付けるには、
- 世界で限定〇枚しかない
- これがないと特定のコミュニティに参加できない
- あの有名人が同じコレクション作品を持っている
- タレントの○○さんが所有していた履歴がある
といった「限定」や「権利」、「プレミアム感」、「ストーリー性」などの要素が大切です。
またより多くの人にその価値を伝えるため、情報を拡散して認知を高める努力も必要です。
ひとつ成功事例をあげると、インフルエンサーのイケハヤさんが手掛ける「CryptoNinja NFT」です。
このシリーズ作品のひとつは、一時期、GENERATIONS from EXILE TRIBEメンバーである関口メンディーさんが保有していました。
ついに!!!CryptoNinjaが僕のところに!
嬉シンディー!!
ワクワクが止まらない!Check out this account on OpenSea https://t.co/mRjXuNz1ho @openseaより
— 関口 メンディー (@mandy_s_mandy) September 30, 2021
もともと枚数を絞り限定感を高め、そこに著名人による購入という話題性・ストーリーも加わり、一気に人気が高まりました。
TwitterやVoicyなどでのイケハヤさんの情報発信力の高さも、早期のブランディングに一役買っているでしょう。
NFTで稼ぎたいなら、しっかりマーケティングに力を入れましょう。
参考①
Twitterでの情報発信力を高めたい方は、以下の記事も参考にしてください。
個人のX(Twitter)運用|フォロワーを増やすコツと仕組み
続きを見る
参考②
「CryptoNinja」については、以下『CryptoNinja NFTとは?|特徴と買い方を解説』でくわしく解説しています。
CryptoNinja NFTとは?|特徴と買い方を解説
続きを見る
何から勉強すればよい?
まず大前提として、NFTの基礎知識は身に付けましょう。
NFTの仕組みや代表作品は、以下の記事で学べます。
NFTとは?|仕組み・将来性・具体例をわかりやすく解説
続きを見る
また、NFTを使った稼ぎ方は、以下の記事で解説しています。
お金を稼ぐ目的でNFTを勉強するなら、こちらからお読みください。
NFTの稼ぎ方4選|投資・販売・ゲーム・ブログで稼ぐ方法を徹底解説
続きを見る
参考
当サイトの記事以外にも、書籍で学びたい方もいるでしょう。
そんな方は以下の方法がおすすめです。
30日間無料でNFTを勉強できるワザを紹介しています。
30日間無料で仮想通貨・NFTを勉強する方法|おすすめ本も紹介
続きを見る
遅すぎない?
いいえ、まったく遅くありません。
むしろ早すぎるくらいです。
いま世界中で話題沸騰のNFTですが、日本国内ではまだまだ認知率も普及率も、きわめて低いです。
データを見てみましょう。
2021年9月の調査によると、日本人の90%がNFTを知りません。
他国と比べてもNFTの認知率の低さは際立ち、調査対象国の中でダントツの最下位です。
(画像引用元:Finbold)
また普及率でも、最下位です。
(画像引用元:Finbold)
普及率は、NFTを認知している人の中に占めるNFTを所有している人の割合です。
つまり日本でNFTを所有しているのは、日本国民全体のたった0.22%(約450人に1人)だけなのです。
日本国内では、NFTを知っているだけで上位10%、NFTを1つでも持っていれば上位0.22%に入っているということです!
いまから始めて経験や知見を蓄積できれば、大きな先行者優位を獲得できます。
少しでも興味があるなら、なるべく早く始めた方がメリットが大きいです。
NFTを始める第一歩は仮想通貨口座登録です。
国内大手のコインチェックで無料登録をして、NFTの世界に飛び込みましょう。
※登録に一切お金はかかりません
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あわせて読みたい(OpenSeaでNFTを買う方法)
NFTの買い方|OpenSea(オープンシー)でのNFT購入方法を解説
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