どうすれば売れるの?
どんなことに気をつければいい?
というお悩みを解決します。
この記事では、売れないNFTアート作品の特徴や、売れるようにするコツを解説します。
本記事でお伝えすること
- 売れないNFTアートの特徴(5つ)
- 売れるようにするコツ(7つ)
- NFTアート取引の始め方
この記事を読めば、売れるNFTと売れないNFTとの違いが理解できます。
NFTアート作品の売買において、
- 失敗したくない!
- 成功確率を上げたい!!!
という方は、ぜひ最後まで目を通してみてください。
きっと、あなたのNFTアート制作や売買に役立つヒントがあるはずです。
上手にNFT取引を始めるコツ
NFT取引には、仮想通貨が必要です。
事前に仮想通貨口座を作っておくと、このあとスムーズにNFT取引を開始できます。
※国内大手コインチェックでは、無料で口座開設できます
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※NFTで稼ぐ仕組みやコツを知りたい方は、関連記事『NFTでの稼ぎ方』をお読みください。
売れないNFTアートの特徴
売れないNFTアートには、特徴があります。
買い手(購入者)目線で言うと、以下のような5つです。
売れないNFTアートの特徴
- そもそも知らない
- 前に見たことある......
- あんた誰?
- 今はそれじゃない!
- 残念な感じですね(悲)
順番にくわしく説明します。
そもそも知らない
認知度不足です。
購入者は、そもそも存在を知らない作品を買うことはできません。
買ってもらいたいなら、まずは作品の存在を知ってもらう(=認知してもらう)ことが前提条件です。
OpenSeaだけでも、いま世界中に、膨大な数のNFTアートがあります。
OpenSeaとは
OpenSea(オープン・シー)は、米国ニューヨークを拠点としたNFTマーケットプレイス(NFT取引サイト)です。
2017年2月にサービスを開始し、2021年時点では世界中のNFT取引高の9割以上がOpenSeaによるものです。
参考:OpenSea公式サイト
※OpenSeaの登録〜利用方法は、関連記事『OpenSeaの始め方・使い方』で詳しく解説しています。
ただ出品しただけでは、他の商品に埋もれてしまい、誰にも見つけてもらえないのです。
「そもそもその作品、知らないですけど」という状況では、いつまで経ってもそのNFTは売れません。
前に見たことある......
オリジナリティの不足です。
人気作品のパクりやコピーしたような作品には、買い手がつきません。
制作者本人にその意図がなくとも、買い手に「二番煎じ感」を覚えさせたら、その時点で負けです。
ぜったいに買ってもらえません。
他の作品にない「新しさ」や「珍しさ」が無いと、買ってはもらえません。
あんた誰?
コンセプトがブレている場合です。
たとえば、同一コレクション内に、
ダメな例
- 女の子のイラスト
- 車の写真
- ダンス動画
のNFT作品が出品されていたら、「この人、誰?」、「何をやっている人?」と不思議に思うでしょう。
こんな、よくわからない人の作品は、買ってもらえません。
今はそれじゃない!
トレンドを外している場合です。
NFTアート作品は、きわめて嗜好性の高い娯楽商品といって良いでしょう。
買い手は、自分のセンスや価値観に合えば買うし、合わなければ買わないという、シンプルな判断をします。
このとき、今の時代の時流・トレンドから外れていると「なんか違うなぁ」と思われてしまうものです。
買い手は、自分のセンス・価値観とトレンドとの交差するところにお金を払うものです。
トレンドから外れたものは、売れにくいです。
残念な感じですね(悲)
売れ残りです。
以下は、OpenSeaのコレクショントップページです。
OpenSeaでは、作品数とオーナー数(所有者の数)が一目で見れるようになっています。
- items:出品中の作品数53枚
- owners:オーナー数1人
- floor price:最低価格0.1ETH
- volume traded:取引実績ゼロ
53枚の作品のうち1枚しか売れておらず、直近の取引実態もありません。
これでは「大量に売れ残っている=買う価値のない作品」だと判断されても仕方ないでしょう。
売れ残るようなものを、わざわざ積極的に買いたいと思う人はいません。
売れ残り状態を放置していると、さらに売れなくなる悪循環にハマるので要注意です。
以上が、売れないNFTアートの特徴(5つ)です。
まとめると、
売れないNFTアートの特徴
- 認知度不足
- オリジナリティ不足
- コンセプトのブレ
- トレンド外
- 売れ残り
が、NFTアートが売れない原因になるということです。
売れるようにするコツ(7つ)
売れるNFTアートにするには、以下の7つの要素が大切です。
NFTを売るために大切なこと
- 希少性
- 統一感
- トレンド感
- 話題性
- 限定感
- 特別感
- 宣伝・マーケティング
1つずつ、くわしく見ていきましょう。
希少性
希少性の高いものは、高い値段がつきやすく、売れやすいです。
そもそもNFTは「唯一無二のデジタルデータ」のことであり、その単一性に価値があります。
「世界でたった1つ」、「自分だけ」ということに対して、買い手はお金を払うのです。
NFTアート作品を高く売りたいなら、その作品の希少性を高める工夫が必要です。
枚数限定やシリアルナンバー管理をして、「これしかない」状態をつくりましょう。
統一感
出品作品に統一感があると、安心して買ってもらえます。
先ほど例に出した、
ダメな例
- 女の子のイラスト(50作品)
- 車の写真(30作品)
- ダンス動画(20作品)
という人のコレクションより、
良い例
- 女の子のイラストだけ100作品
のコレクションの方が、人気が出やすいでしょう。
コンセプトが明確で、出品されているアイテムに統一感があるからです。
コンセプトがハッキリしていると、作者の思いや価値観・センスが伝わります。
その思いへの共感が、購入のきっかけになるものです。
統一感のあるシリーズもので成功している事例のひとつは、インフルエンサーのイケハヤさんが手掛ける「CryptoNinja NFT」です。
また1つのテーマやジャンルに絞って取り組むことは、専門性の高さの証明にもなります。
「○○といえば△△さん」、「○○さん=△△のプロ」というブランディングまでできれば完璧です。
出品する作品には、統一感をもたせましょう。
メモ
複数ジャンルの作品を出品したい場合は、コレクションを分けましょう。
トレンド感
時代のトレンドに合ったものは、売れやすいです。
商売の世界では、トレンドの波に乗れば、みんなが上手くいきます。
個々の能力の差より、市場全体が成長性や勢いの方が重要なのです。
NFTの売買も同じです。
いま人気の高いジャンルや作風のアート作品なら、そのカテゴリーでは全員が勝者になれます。
もしそのカテゴリーで競合が多くても、波に乗ってあなたの作品も売れやすくなります。
2022年3月現在、日本のNFTマーケットのトレンドの強さは、
現在のトレンド
- 男の子 < 女の子
- かっこいい < かわいい
- 縦長や横長サイズ < 正方形サイズ
だと読み取れます。
有名どころでは、おにぎりまんさんが運営する「onigiriman's cute girl Collection」などが典型例でしょう。
かわいい女の子のイラスト作品は買い手の裾野が広く、SNSアイコンに利用しやすい正方形サイズが人気です。
話題性
話題性の高い作品は、すぐに買い手がつきます。
たとえば以下は、「小学生が数百万円稼いだ」という意外性が、大きな話題になりました。
(画像引用元:BUSINESS INSIDER)
また以下は、有名人(GENERATIONSやEXILEのメンバーである関口メンディーさん)による作品購入が、話題づくりにつながっています。
🚀🚀🚀大ニュース🚀🚀🚀#CryptoBeautiful 024は関口メンディーさん @mandy_s_mandy が0.2ETHで購入してくださいました!!!
ありがとうございます😭Ruiko Africa Guildを応援してくださっています🥰
めちゃくちゃ嬉シンディー🎉https://t.co/dft5jnPzCu pic.twitter.com/oQNm0OFirF
— Ruiko|ruiko.eth (@RuikoMonda) December 29, 2021
上記2つの事例とも、この話題がニュースやSNSで広まるやいなや、多くの人が他の作品を買いに走ったのです。
話題性は、人をひきつけます。
みんなが見聞きして驚くようなネタがあれば、それを欲しがる人が出てくるのです。
限定感
「買えるのは今だけ(期間限定)」や「販売総数○枚のみ(数量限定)」といった限定作品は、売れやすいです。
「今しか買えない」と思うと、普段は検討期間を長く持つ方でも即決で購入を決めてくれます。
また数量が限られると、「買いたくても買えない(飢餓感)」や「もうすぐ売り切れて買えなくなるかも(焦燥感)」という気持ちが高まります。
これも購入意欲を高めます。
やりすぎは禁物です。
しかし、ある程度は「あおる」ような売り出し方をするのも、上手にNFT作品を売るには必要なテクニックでしょう。
メモ
2022年現在、NFT作品を購入する人の大半が「転売」が目的であるとも言われています。(実態は不明です)
限定作品は、のちにプレミア価格がついて値上がりが期待できるため、転売目的ユーザーとの相性は抜群に良いのです。
特別感
そのNFTを所有することで得られる「特典」があると、買い手が付きやすくなります。
たとえばBAYCは、NFT作品が会員権の役割を果たしています。
BAYCとは
BAYC(ビーエーワイシーまたはベイシー/Bored Ape Yacht Club)は、Yuga Labsが2021年に発表したNFTアートコレクションです。
「退屈した猿(Bored Ape)」をモチーフとしています。
アバターとして描かれたサルは、目からレーザーを照射していたり、ヒョウ柄になっていたり、葉巻を吸っていたりと、独特な装いが特徴的です。
それぞれのNFTは表情、髪型、服装、背景色などがすべて異なっており、どれも唯一無二のものです。
参考:BAYC公式サイト
BAYCのNFTを持っている人だけが、限定グッズを販売するショップにアクセスできたり、コミュニティとしてのチャットに参加できるなどの特典を得られます。
これがBAYCの価値を上げることに、一役買っています。
アート作品としてのデザイン性にプラスして、特典サービス等の別の付加価値が付けば、NFT作品の価値はもっと高められるのです。
宣伝・マーケティング
さいごは、作品の価値を買い手にしっかりと伝えることです。
つまり、宣伝とマーケティングです。
宣伝
どんなに素晴らしい作品でも、知ってもらわない限りは存在しないのと同じです。
しっかり宣伝して、作品の存在をたくさんの人に知ってもらう機会を創り出しましょう。
具体的な方法は、
- インターネット広告枠を買う
- プレスリリースを出稿する
- インフルエンサーに拡散してもらう
などあります。しかし、
という方がほとんどだと思います。
そんなときは、無料で使えるSNSを活用しましょう。
TwitterならSNSのなかでも情報の拡散性が高く、フォロワーの多い方にリツーイト(拡散)されれば、一気にたくさんの人にあなたの情報を知ってもらえます。
あなた自身のフォロワーが少なくても情報を広められるチャンスがあるので、ぜひトライしましょう。
参考
Twitterのアカウント育成には、以下の記事を参考にしてください。
個人のX(Twitter)運用|フォロワーを増やすコツと仕組み
続きを見る
マーケティング
買ってほしい人(ターゲット顧客)に正しく作品価値を伝える方法を考えましょう。
たとえば、あなたの作品を気に入って買ってくれる人を探すには、無償配布企画をするのも1つの手段です。
無償配布企画は、エアドロップやGiveaway(ギブアウェイ)企画とも呼ばれます。
無償配布に応募してくる人は、いわばあなたの「見込み客」や「ファン候補」です。
後々、お金を出して作品を買ってくれる優良顧客になる可能性は高いです。
またマーケティング活動の一環として「販路」を適切に選ぶことも、NFTマーケットにおいては大切です。
多くの利用者がいるプラットフォームとネットワークに出品すれば、より多くの見込み客にリーチでき、作品が売れるチャンスが増えるからです。
もっとも多くの人にあなたの作品を知ってもらいたいなら、
- 世界最大の市場「OpenSea」で
- 利用者の多い「イーサリアム」に
出品するのが、最強の組み合わせです。
メモ
利用者の多いイーサリアムでの出品は、たくさんのユーザーにリーチできるメリットがある一方、ネットワーク利用料に相当するガス代が高いというデメリットがあります。
ガス代を安く済ませたいなら、イーサリアム以外のネットワークを選んだ方が良いです。
利用するネットワークは、目的に応じて使い分けしましょう。
※ガス代については、以下で詳しく解説しています。
さいごに(NFTの始め方)
この記事で売れるコツをつかんだら、さっそく実際のNFTマーケットで腕試ししてみましょう!
NFT取引は、
NFTの始め方
- コインチェックの口座開設
- MetaMaskの導入と送金
- OpenSeaに登録
の3つの手順で始められます。
上記1のコインチェックでの口座開設さえ済ませば、あとは意外なほど簡単です。
口座開設後の手順は、以下の記事でわかりやすく解説しています。
OpenSeaの始め方・使い方(登録~出品・購入)【完全ガイド】
続きを見る
NFTに少しでも興味がある方は、ぜひトライしてみてください。
きっと新しい世界が待っています。
上手にNFT取引を始めるコツ
NFT取引を始める第一歩は、仮想通貨口座の開設です。
口座開設~取引開始には、本人確認の手続き等に数日かかる場合もあります。
先に口座開設の申請だけは済ませ、口座開設完了までの待ち時間に、その他の手順を進めておくと効率的です。
※国内大手コインチェックなら、無料で口座開設できます
※登録申請は最短5分で完了します
参考
今回は以上です。
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