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OpenSeaの作品ページの見方|各指標の意味・読み方を解説します

OpenSeaのNFT作品ページの見方を教えて!

各指標はどんな意味なの?

各指標を見るポイントや読み取り方も知りたい。

というお悩みを解決します。

 

この記事では、世界最大のNFTマーケットプレイス「OpenSea」のNFTアート作品ページに登場する用語や指標の見方を解説します。

OpenSea

OpenSeaの作品紹介ページにはNFT独自の用語も含まれ、初心者にはわかりにくい部分も少なくありません。

 

しかしこれらはNFTコレクションの基礎情報に加え、価値や人気を示す重要な指標でもあります。

そのため価値あるNFTを入手したり売買するには、しっかりと理解しておく必要があります。

 

これからOpenSeaを利用したい方は、ぜひ最後までお読みください。

こばん
このあと、日本国内トップの取引高を誇る「CryptoNinja Partners」(以下、略称のCNPと呼びます)の販売ページを例に解説を進めます。

 

「基礎情報」を示す3つの数字

CNPのOpenSea販売ページ

 

まずはコレクション名のすぐ下にある、以下3つの数字です。

  • items=総作品数
  • Created=リリース時期
  • Creator fee=二次流通ロイヤリティ率

 

これら3つの数字は、コレクションがつくられたときに初期設定された「基礎情報」です。

基本的にこの3つの数字は変わることはない「固定的」な情報です。

 

基礎情報①:items(作品総数)

OpenSea基礎情報①(items)

「items」は、総作品数を示しています。

 

CNPの場合、itemsに「22.2K」とあります。

こばん
「K」はKilo(キロ)、つまり1,000を意味しています。

1Kであれば1,000、10Kであれば10,000、逆に0.1Kであれば100という意味ですね!

 

CNPの場合、正確な作品の総数は22,222作品です。

ここでは100以下の数字が切り捨てられ、「22.2K」(=約22,200作品)と表示されているのです。

 

基礎情報②:Created(リリース時期)

OpenSea基礎情報②(Created)

「Created」は、作品のリリースされた時期(年月)を示しています。

 

CNPの場合には、作品のリリース月は2022年5月だとわかります。

 

基礎情報③:Creator Fee(二次流通ロイヤリティ率)

OpenSea基礎情報③(Creator fee)

「Creator Fee」は、二次流通におけるロイヤリティ率です。

 

上記画面をみると、CNPでは二次流通ロイヤリティは10%ということがわかります。

こばん
OpenSeaではロイヤリティ率を0~10%の範囲で任意で設定できます。

CNPでは可能な範囲内での最大値に設定されているのですね。

 

二次流通ロイヤリティとは、その作品が転売されたとき自動的にクリエイターが受け取る収入のことです。

クリエイター(運営側)が初めて売り出すことを「一次販売」と言い、その後にOpenSeaなどのNFT取引サイトで転売されることを「二次流通」と呼びます。

 

この二次流通でのみ、ロイヤリティは発生します。

CNPの場合は10%ですので、1ETH(約20万円)のCNP作品が転売されると自動的にクリエイターのウォレットに0.1ETH(約2万円)が入るという仕組みです。

※2022年9月のレートを参考に1ETH=約20万円で算出(以後も同様レートで計算します)

 

転売者の立場からすると、ロイヤリティは低い方がよいです。

なぜなら、

転売時の収入(入金額) = 売却作品の価格 ー 二次流通ロイヤリティ(※)

で計算されるからです。

(※)...他にガス代とOpenSea販売手数料が引かれます

 

ロイヤリティ率は低い方が、転売者の利幅は大きくなるのです。

 

将来的に転売を想定している方は、こちらの指標も気にかけておくとよいでしょう。

 

以上、OpenSeaの基礎情報を示す3つの数字の解説でした。

 

「取引状況」を示す5つの数字

CNPのOpenSea販売ページ

つぎに、基本情報の下にある以下5つの数字(指標)です。

  • total volume=総取引量
  • floor price=最低価格
  • best offer=オファーの最高価格
  • listed=リスト率
  • unique owners=オーナー分散率

 

これら5つの数字は、コレクションの現時点での「取引状況」を示すものです。

取引状況は秒単位で刻々と変化するため、これらの数字はつねに変わる「変動的」な情報です。

 

取引情報①:total volume(総取引量)

OpenSea取引情報①(total volume)

「total volume」は、総取引量です。

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TVと略されることもあります。

 

Openseaにおいてこのコレクションの作品の取引がどれだけあったか?を表しています。

 

たとえばそのコレクションの作品ひとつが1ETHで初期購入され、その後5ETHで転売(ほかの人に購入)された場合、

初期購入:1ETH + 転売:5ETH = 合計:6ETH

となり、このコレクションの「total volume」は6ETHになります。

 

上記画面(2022年9月末時点)におけるCNPの総取引量は4.2Kです。

つまりこれまでトータルで4,200ETH(約8億4,000万円)分の取引がされているとわかります。

 

この「total volume」(総取引量)は、コレクションの人気の規模を示すとても重要な指標です。

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作品総数にもよりますが、人気の高いコレクションほどこの数字は大きくなる傾向があります。

 

購入検討の際には必ずチェックした方がよいです。

 

取引情報②:floor price(最低価格)

OpenSea取引情報②(floor price)

「floor price」は、最低価格をあらわしています。

 

NFTの保有者がその作品に価格をつけて売りに出すことを「List(リスト)する」と言います。

その「List」されている作品のうちもっとも低い金額をfloor Price(フロア・プライス)と呼んでいるのです。

こばん
floorは「床」や「底」という意味ですね。

 

上記の通り、この時点でのCNPの「floor price」は0.9ETH(約18万円)です。

最低でも0.9ETH出さないとすぐには手に入らないということがわかります。

 

この「floor price」は、人気のコレクションであればどんどん上がっていく傾向にあります。

たとえば人気コレクション「BAYC」の「floor price」は83.50ETH(約1,670万円!!!)、そのサブコレクション「MAYC」では15.85ETH(約317万円!)となっています。

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また総取引量トップの「CryptoPunks」のように、「floor price」が表示されていない(「ー」表示になっている)ものもあります。

これは誰もListしていない、つまり作品保有者が誰も売ろうとしていないためです。

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これも人気コレクションに起こりやすい特徴的な現象です。

 

「floor price」を見れば、そのコレクションの作品購入に必要なお金だけでなく、コレクション全体の人気度も推しはかれるのです。

 

取引情報③:best offer(オファーの最高価格)

OpenSea取引情報③(best offer)

「best offer」は、コレクション全体へのオファーの中での最高価格を示しています。

 

Openseaでは個々の作品ではなく、コレクション全体に対してオファー(購入希望)を出すことができます。

「このコレクションの作品であればどれでもいいから、この価格で欲しい!」という場合に出せるオファーです。

 

そのオファーのうちの最高値のものが、この「best offer」です。

 

上記の場合、CNPの「best offer」は0.76ETH(約15万円)です。

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「best offer」の数字は、個別の作品を選ぶ権利を放棄しているぶんだけ、基本的には個別にlistされた作品価格である「floor price」より低くなります。

 

「best offer」は、そのコレクションの作品を売却するときの最下限価格(最低でもこの価格でなら買い手が見つかる、という値段)の目安になります。

転売を想定している方は、こちらの数字も要チェックです。

 

取引情報④:listed(リスト率)

OpenSea取引情報④(listed)

「listed」は、リスト率を示す指標です。

コレクション全作品のうち何作品が「listされている」(売りに出されている)かをあらわしてます。

 

これは、数字が低ければ低いほど「誰も売ろうとしていない」ということになり、人気が高いと解釈できます。

こばん
「ガチホ」(=ガチでホールド、つまり長期保有)する人が多いこととなり、魅力のある作品だと推測できます。

 

CNPの場合、全体の3%しか売りに出されていないということになります。

これは驚異的といってよいほど低い数字であり、それほどCNPは熱狂的なファンがおおく存在するコレクションだとわかります。

 

逆に「listed」の数字が高い場合には、みんなが売りたがっているということです。

取引が活発なぶんすぐに購入しやすいメリットはありますが、コレクション全体の価値が低下基調になる予兆かもしれません。

購入検討の際には注意しましょう。

 

取引情報⑤:unique owners(オーナー分散率)

OpenSea取引情報⑤(unique owners)

「unique owners」は、「オーナーの分散率」または「所有者率」を示します。

 

これは、このコレクション作品を保有している「オーナーウォレット数/作品総数✕100」で求められます。

 

仮に全100枚のコレクションの作品を、全てのウォレットが1枚ずつ、100ウォレットが保有していた場合、オーナー分散率は100/100✕100=100%です。

反対に100枚を1ウォレットが保有していた場合、1/100✕100=1%となります。

 

コレクションの出品作品が売り切れるまでは、買った人が増える度にこの数値は上昇します。

たとえば全100枚のコレクションの場合、1人1枚買った人が10人の時点で「10%」、20人になると「20%」になるといった具合です。

こばん
この場合、「所有者率」という言い方がしっくり来ますね。

 

一方で完売しているコレクションだと「オーナー分散率」と理解できます。

 

仮に全100枚のコレクションの作品を、全てのウォレットが1枚ずつ、100ウォレットが保有していた場合、オーナー分散率は100/100✕100=100%です。

反対に100枚を1ウォレットが保有していた場合、1/100✕100=1%となります。

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数字が大きいと「たくさんの人が持っている=分散度が高い」、数字が小さいと「一部の人しか持っていない=分散度が低い」ということになるわけですね。

 

少数のウォレットによって買い占めていた場合、その大口の保有者が作品を大量売却すると、コレクション全体の価格が暴落するといったリスクがあります。

急激な価格変動リスクを回避するという視点では、このオーナー分散率は高い方がよいといえます。

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オーナー分散率が高い方が、価格は安定します。

 

ただしオーナー分散率は、コレクションの作品総数や運営方法(初期の販売方法など)にも大きな影響を受けるものであり、一概に高いほうがよい、低いほうがよいとは言えません。

 

たとえばCNPのオーナー分散率は22%であり、これは比較的低めの数字です。

これはCNPがリリース時に0.001ETHという非常に低価格で、また1人あたりの購入数量制限なしで販売されことが一因だと考えられます。

まとめ買いが多く発生し、数十個や百個以上の作品を保有する大口オーナーが複数存在するため、オーナー分散率は低く押し下げられるのです。

こばん
「1人1作品まで」など数量制限した販売したコレクションでは、オーナー分散率はもっと高い数字になる傾向がありますね。

 

読み取り方のむずかしい指標ですが、今後の価格の安定度合をはかる上で参考にするとよいでしょう。

 

以上、OpenSeaの取引状況を示す5つの指標の解説でした。

 

さいごに(OpenSeaでNFTを買う方法)

この記事では「3つの基礎情報」と「5つの取引情報」を詳しく解説しました。

 

これらの情報の意味を理解して指標数字を読み取りできるようになれば、NFTアート作品の価値を今まで以上に「深く、正しく」理解し評価できるようになるはずです。

 

これまでOpenSeaを利用していた方が本記事の内容を活用して、今後もっとNFTを好きになってくれたらとてもうれしいです。

 

また、まだNFTを買ったことの無い方は、今回この記事で学んだことを活かして一度NFTを買ってみてください!

きっとこれまでにない新しい体験ができます。

 

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はじめての方も不安がらずに、ぜひトライしてみてくださいね♪

 

今回は以上です。

この記事があなたのお役に立てば幸いです。

 

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【経歴】横浜国大卒(小学校教員免許取得)▶︎食品会社に就職▶︎2021年3月より副業で当ブログの運営開始|NFT投資家 兼 コレクターでもある専門性を活かして、仮想通貨・NFT・メタバースに関する役立つ情報を発信中|平日は会社員をしながら副業でブログ運営する、妻と娘2人と東京で暮らす37歳男性です

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