だれか、初心者のわたしにもわかるように解説して...
というお悩みを解決します。
近年よく耳にするようになった「NFT」。
キャラクターのイラストなど、デジタルアート作品がブロックチェーン技術によって価値を持つようになり、数万円や数億円という高値で売買されることもあります。
日本でも2021年夏、小学3年生がNFTアートで数百万円を稼いだニュースが有名になったことは記憶に新しいでしょう。
(画像引用元:BUSINESS INSIDER)
しかしこのような事例を見て......、
運が良かっただけ。
と冷めた目を持っている方は少なくないはずです。
そこで今回、
- アート制作の専門的スキルなし
- マーケティング素人
のわたしがNFTアート制作と販売に挑戦してみた結果をお伝えします。
「NFTって、個人の初心者でも稼げるの?」という疑問にお答えするため、実際の収益結果も公開します。
個人でNFTアートの制作や販売に挑戦したい!と思っている方の参考になれば幸いです。
上手にNFTをはじめるコツ
NFT取引には、仮想通貨が必要です。
事前に仮想通貨口座を作っておくと、スムーズにNFT取引を開始できます。
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【収益公開】NFTアートを販売してみた結果→結論、5つ売れて8,543円プラスでした!
結論、約1か月で8,543円の儲け(収支プラス)となりました。
その内訳は以下です。
- 収入:10,000円(2,000円×5作品の売却代金)...①
- 支出:1,457円(AIイラスト制作ツール課金)…②
- 収支:8,543円...(①−②)
収入10,000円の明細
わたしは「水彩画×長髪女性」をコンセプトに制作したイラストアートコレクション「Long Hair Art Collection」を運営しています。
2022年9月11日より販売を開始しました。
当初は10作品からスタートし、現在は少しずつ作品を追加しています。
以下はNFT取引サイト「OpenSea」の収益確認画面です。
見ての通り、5作品がそれぞれ「0.01ETH」で売れました。
売れた日付は、
- 9月29日:1作品
- 9月30日:1作品
- 10月14日:3作品(同じ人が3点まとめて購入)
でした。
9月11日のリリース後、約20日で2点が売れ、約30日(1か月)で3点が売れ、計5点の売却に成功したのです。
売れやすいよう、気軽に手を出しやすい価格設定にしたことが功を奏したのかもしれません。
1作品は約2,000円なので、合計で10,000円ほどの収入を得られたことになります。
支出1,457円の明細
冒頭でもお伝えの通り、わたしはアートの専門スキルはありません。
そのため今回、AIを活用してイラスト制作できるツール「Midjourney」(ミッド・ジャーニー)を利用してNFT作品をつくりました。
「Midjourney」では、テキストを入力するだけでAIがイラストを制作してくれます。
驚くほど本格的な作品がつくれるので、自分で絵やイラストを描けない人でもデジタルアート作品をつくることができる画期的なツールです。
この「Midjourney」は、有料プランを利用した場合のみ商用利用可能となっています。
わたしは今回、月額10ドルで利用できるベーシックプランを利用しました。
ベーシックプランでは、約200枚の画像生成が可能になっています。
わたしが契約した2022年9月時点では1ドル=約145円でした。
支払いに利用したクレジットカードの利用明細は以下です。
NFTアート作品の制作のため、「Midjourney」の利用料金として1,457円を支出したことになります。
NFT取引サイトの「OpenSea」でNFTアートを出品・販売するには、手数料などの費用は一切不要です。
結果、今回わたしが個人でNFTアートを売るときに要した支出(費用)は、上記の1,457円だけでした。
個人でNFTアートを販売してみた感想(いま思うこと)
実際にNFTアートを制作・販売をしてみて感じたことは、以下の通りです。
- 大きく稼ぐのは難しい
- でも小さく稼ぐなら個人でもOK
- 経験・勉強のためにやるのも「あり」
大きく稼ぐのは難しい(世界中に競合がおおいから)
NFTの世界で数百万円や数億円など、大きく稼ごうとすると非常に大変だと思います。
それはOpenSeaなどのNFT取引サイトをのぞくと一目瞭然です。
クオリティが高く、さまざまなユーティリティ(このNFTを持っていると○○ができる、といった特典のようなもの)が付与された作品が多数並んでいます。
一目見て多額のお金がかけられているとわかるものも少なくありません。
個人のクリエイターがこれらのチームに勝つのは至難の業です。
生半可な気持ちとやり方では勝ち目はない、と思った方がいいでしょう。
小さく稼ぐなら個人でもOK
とはいえ、月に数千~数万円などのお小遣い稼ぎなら、個人でも十分に可能性があると感じます。
実際にわたしも、たったの約1か月で8,500円以上の儲けを得られました。
自分の作品を、適切な人に対して、適切な価格で販売すれば、ちゃんと売れることが証明できたのです。
企業などの大きな組織に比べ、個人では作品の制作数(量)や宣伝・PR活動の規模は小さくならざるを得ません。
しかし上手くやれば、着実に稼ぐことはできます。
これから個人でNFTを始めるなら、金額の規模面で高望みはせず、少しずつスモールスタートでやってみるのが良さそうです。
経験・勉強のためにやるのも「あり」
また今回実際にやってみてわかったのは、「NFTは低コストで始められる」ということです。
わたしの場合はイラスト制作ツールを利用し、約1,500円の費用がかかりました。
もし自分でイラストやアートを描ける方なら、このイラスト制作ツールの費用すら必要ありません。
つまり、人によっては「完全無料」で出来るのです。
この場合、もし全く売れなくても損失はゼロです。
NFTアートの販売は、非常にローコストまたはノーコストで出来るのが魅力なのです。
自分で実際にNFTアートを制作して出品してみる経験は、最新テクノロジー領域の勉強にもなります。
貴重な経験・勉強をほぼリスクなしで出来るのです。
個人がNFTアートに取り組む意義はとても大きいと感じます。
必ず良い経験になります♪
個人でNFTアートを販売する手順(わたしが実際にやったこと)
さいごに、今回わたしが個人でNFTアートを制作・販売した方法(手順)を紹介します。
大まかには、以下3つのステップです。
個人でNFTアートを売る手順
- NFT作品を制作する
- NFT作品を出品する
- 宣伝する
手順①:NFT作品を制作する
まずは売るためのNFTアート作品を制作します。
わたしの場合、自分がイラストなどを描くスキルが無いため、イラスト制作ツール「Midjourney」(ミッド・ジャーニー)を利用しました。
「Midjourney」を使えば、わたしのように絵を描けない人も、作品を生み出すクリエイターになれます。
これまで「自分は絵を描けないから...」と諦めていた方も、心配無用です。
以下『Midjourneyの画像をNFTで販売する方法|商用利用の注意点も解説!』では、「Midjourney」の操作方法から商用利用時の注意点まで詳しく解説しています。
ぜひ参考にしてください。
Midjourneyの画像をNFTで販売する方法|商用利用の注意点も解説!
続きを見る
なお、
- 自分で描くスキルがある!
- 自分で試しに描いてみたい!
という方は、「Midjourney」を使う必要はありません。
ご自分の好きなツールやソフトを使って、お好きなデジタルアート作品をつくってみましょう。
NFTアート制作に便利なソフトやアプリは、『NFTアートの作り方|おすすめスマホアプリ・ソフト5選』で紹介しています。
NFTアートの作り方|おすすめスマホアプリ・ソフト5選【2024年最新】
続きを見る
さらに!
自分で描くのでも、AIツールを使うのでもなく
- プロの方に制作をお願いしたい
- 誰かとタッグを組んでやりたい
という方は、スキルを持った個人の方とのマッチングサービスを使って、プロまたはプロ並みのクリエイターの方に作品の制作依頼をすることが可能です。
国内最大のマッチングサービス『ココナラ』を利用してNFTアート作品の制作する手順は『ココナラを使ってNFTアートを制作・販売する方法』で解説していますので、こちらも参考にしてください。
絵が描けなくても大丈夫!ココナラを使ってNFTアートを制作・販売する方法
続きを見る
手順②:NFT作品を出品する
NFTアート作品が完成したら、さっそく出品しましょう。
NFTアートの取引においては、世界で圧倒的シェアを誇る「OpenSea」(オープン・シー)を利用しましょう。
「OpenSea」に出品すれば、あなたの作品を世界中のNFTコレクターや投資家に知ってもらうことができます。
「OpenSea」にNFTアート作品を出品する手順は以下の関連記事でやさしく解説しています。
OpenSeaでNFTアートを出品・販売する方法|初心者でもかんたん!
続きを見る
なお、NFTアートの出品・販売には、
- 仮想通貨口座の開設(無料)
- 仮想通貨ウォレット導入(無料)
- OpenSeaアカウント登録(無料)
の手続きが必要です。
これらの手続き方法についても、上記記事『OpenSeaでNFTアートを出品・販売する方法|初心者でもかんたん!』でくわしく解説しています。
まだやっていない方は、早めにやっておきましょう。
NFTアートの制作に入る前に、開設申請だけでも済ませておくと後々スムーズです。
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手順③:宣伝する
OpenSeaには膨大な数のNFTコレクションが出品されています。
その中であなたの作品を知ってもらい、購入してもらうには、積極的に宣伝・PR活動をする必要があります。
有料で広告出稿する方法もありますが、ここでは個人で誰でも始めやすい「無料」の方法をお伝えします。
それは、SNSを活用することです。
なかでもTwitterがおすすめです。
YouTubeやインスタ、TikTokなどと比べて、TwitterにはNFTに関心の高いユーザーが多いです。
効率的に見込み客にリーチするなら、Twitterの利用は必須です。
わたしもTwitterを使って積極的に自分の作品を宣伝しました。
おはようございます。
長髪女性を水彩画風のタッチで描いたNFTコレクション「Long Hair Art Collection」を販売中です。
少しミステリアスな雰囲気が魅力です。
pfpにも、ウォレットデザインの構成要素にも⭕️現在List中は残り8点となっています。
お早めにどうぞ🔻https://t.co/nQTXSwlUv6— こばん|NFTクリエイター (@koban1127) October 2, 2022
わたしの場合、リリース後は毎日ツイートをしていました。
また、わたしのフォロワーは当時700人ほどしかおらず、リーチできる人数に限りがありました。
そのため、上記のようなオリジナルツイート(自分からの投稿)に加え、他人の力も借りるよう工夫しました。
そのひとつは、「#」(ハッシュタグ)検索の活用です。
「#NFT宣伝枠」や「#NFT紹介枠」、「#NFTアート」などで検索すると、「リプ(リプライ/投稿に対する返信)欄であなたのNFT作品を宣伝してOKです」という投稿をしている方を探せます。
こういった方の中には、3,000人や5,000人規模のフォロワーを抱える方もいます。
リプ欄を使って宣伝すれば、RT(リツイート)などでの拡散が期待できるのです。
せっかく良い作品をつくっても、欲しがる人に情報が届かなければ「宝の持ち腐れ」です。
そんなもったいないことにならないよう、自分の自信作の宣伝は、自信を持ってやっていきましょう。
参考
NFTの宣伝媒体としても利用価値の高いTwitterは、コツコツと時間をかけて育てておくと、いざという時に非常に心強い武器になります。
個人でのTwitterアカウント育成のコツは『個人のTwitter運用|フォロワーを増やすコツと仕組み』で解説していますので参考にしてみてください。
個人のX(Twitter)運用|フォロワーを増やすコツと仕組み
続きを見る
以上が、わたしがNFTアートを売るまでにやったことです。
ぜひ挑戦してみましょう♪
今回は以上です。
この記事が、あなたがNFTアートの世界に飛び込むきっかけになればうれしいです。
あわせて読みたい(NFTの稼ぎ方)
NFTで稼ぐ方法は、さまざまあります。
そして、個人にも、初心者にも、十分にチャンスがあるのがNFTの魅力です。
NFTでの稼ぎ方をくわしく知りたい方は、以下『NFTの稼ぎ方|投資・販売・ゲーム・ブログで稼ぐ』を参考にしてください。
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