というお悩みを解決します。
2021年10月にFacebookがMetaに社名変更したことをきっかけに、「メタバース」(Metaverse)が脚光を浴びはじめました。
(画像引用元:Tech Crunch Japan)
この頃からメタバースに興味を持ちはじめた方も多いのではないでしょうか。
メタバースは、ただのゲーム空間や遊び道具ではありません。
実はメタバース上の土地や建物は不動産としての価値があり、不動産収入を目論む投資家や企業が巨額の投資をしているビジネス領域です。
実際にadidasなどの世界的企業が、メタバース上の土地購入に動いています。
おや、何が起きたのかな。adidasかな? pic.twitter.com/wKyIyJxsiG
— 【公式】The Sandbox (ザ・サンドボックス) (@TheSandboxJP) November 22, 2021
そこで今回は、メタバースの不動産や土地に興味がある方むけに、
本記事でお伝えする内容
- メタバースの不動産の特徴
- メタバースの不動産の買い方
- 不動産が購入できるメタバースサービス
- よくある質問
を解説します。
この記事を読めば、メタバース不動産の魅力も買い方も理解できます。
「メタバースの不動産を買ってみたい!」という方は、ぜひ最後までお読みくださいね。
参考
「そもそもメタバースって何?」という方は、まずは関連記事『メタバースとは?|注目される理由とメリット・デメリットを解説』からお読みください。
メタバースとは?|注目される理由とメリット・デメリットを解説
続きを見る
メタバースの不動産の特徴
メタバースの不動産とは、「メタバース内の土地および建物・空間」のことを指します。
たとえば代表的なメタバースサービス「The Sandbox」(ザ・サンドボックス)では、以下のようにOpenSeaでメタバース内の土地が取引されています。
「The Sandbox」の土地は、実際に企業が約5億円で購入した事例もあります。
仮想現実空間を提供するブロックチェーンゲーム「The Sandbox」内の土地が430万ドル(約4億8800万円)で売れた。買ったのは仮想不動産に特化した米投資会社リパブリック・レルムでファンドを二つ運営しているほか、19の仮想世界に約2500区画の「デジタル上の土地」を所有。https://t.co/1YrW1iYkKm
— アクシオン|ハードコア・ビジネスニュース・メディア (@axion_zone) December 1, 2021
メタバースの土地を、将来利益を生む投資物件のひとつと判断しているのですね。
メタバース不動産の活況の背景には、MetaやMicrosoftなど大手IT企業の参入があると見られ、今後も多くの企業がメタバースへ進出すると予想されています。
そのため、メタバース不動産の需要は今後も増える可能性が高いでしょう。
そんなメタバース不動産の特徴は、以下3つです。
メタバース不動産の特徴
- NFTである
- 価格変動が大きい
- 取引が簡単
順番に解説していきます!
メタバース不動産の特徴①:NFTである
メタバースの不動産は、NFTであることが特徴です。
NFTとは
NFTとは「Non-Fungible Token」の略で、「代替不可能なトークン」を意味します。
ブロックチェーン技術により、唯一無二の価値を持ったデジタルデータです。
※詳しくは関連記事『NFTとは?|仕組み・将来性・始め方をわかりやすく解説』を参照ください。
ブロックチェーン技術により希少性や唯一性を担保されているからこそ、デジタルデータであるメタバース内の土地に価値が生まれているのです。
他のNFTアート作品と同じく、NFTマーケットプレイスで容易に売買が可能です。
なお、メタバース上の土地などには数に上限が設けられている場合があります。
たとえばThe Sandboxでは、上限数が166,464個と決まっています。
そのため、1つひとつの土地には希少性が生まれ、取引価格が上がりやすい特徴をもっています。
メタバース不動産の特徴②:価格変動が大きい
メタバースの不動産は、価格変動が大きいのも特徴です。
価格が上下すること自体は、現実世界の不動産と同様です。
しかしメタバースの不動産は、価格変動を起こす要素が多く、その結果、値段が乱高下しやすい特徴をもっているのです。
メタバースの不動産は、仮想通貨で取引されます。
そのため、メタバースの不動産価格は、
価格変動に影響する要素
- 不動産の需要
- 仮想通貨の価格
の両方の影響を受けるのです。
不動産の需要は、そのメタバースサービスのユーザー数などによって決まります。
さらに仮想通貨ETHも、価格変動は激しいです。
【2021年7月~2022年6月(1年間)のETH価格推移】
(出典元:CoinMarketCap)
たとえば2021年夏~2022年初夏の1年間で、ETHは最大4倍の価格差が生まれています。
このジェットコースターのように急激に上下する価格変動の中、うまく安いタイミングで購入するのは、なかなか難しいものです。
ただし現在はまだ、メタバースの不動産取引は一部の人々にしか知られていません。
そのため、今のうちに投資しておけば「先行者利益」を狙えるチャンスが大きいという点は、投資家視点では魅力的でしょう。
メタバース不動産の特徴③:取引が簡単
さいごのメタバース不動産の特徴は、取引が簡単なことです。
これは、現実世界での不動産取引と比較するとわかりやすいでしょう。
わたしたちが現実の世界で土地や家を買うには、
現実世界での不動産取引
- 現地で物件の下見
- 重要事項説明へ署名
- 売買契約を結ぶ
- 手付金を支払う
- ローン申し込み...etc
といった様々な手続きが必要です。
一方でメタバース上の不動産なら、
メタバース上の不動産取引
- 不動産を選ぶ
- 購入する
という、わずかな手順だけで購入できます。
このように、不動産購入に伴う手間や時間が各段に少ないことも、メタバースの不動産の大きな特徴です。
以上、メタバース上の不動産の特徴でした。
メタバースの不動産の買い方
メタバースの不動産は、以下の手順で買えます。
メタバース不動産の買い方
- 仮想通貨取引所の口座を開設
- MetaMaskを導入
- メタバースサービスにアカウント登録
- 不動産NFTを購入
1つずつ順番に解説します。
手順①:仮想通貨取引所の口座を開設
まずは仮想通貨取引所の口座を開設します。
はじめて仮想通貨口座を開設するなら、国内最大手のコインチェックがおすすめです。
コインチェックは、
コインチェックを利用するメリット
- スマホアプリが使いやすい
- 取扱通貨数が豊富(国内最大級)
- 各種手数料が安い
などが特徴で、仮想通貨初心者にもっともおすすめできる取引所です。
たくさんのユーザーに支持されていることは、「国内ビットコイン取引アプリダウンロード数 3年連続No.1」という実績が証明しています。
※詳しくはリリース情報『Coincheckアプリ、ダウンロード数3年連続「国内No.1」を獲得』(PR TIMES)で確認できます。
※コインチェック人気の理由は、関連記事『初心者にコインチェックをおすすめする理由』でも詳しく解説しています。
またコインチェックはサイト内に「コインチェックNFT」というサービスがあり、「The Sandbox」のNFTを取り扱っています。
「The Sandbox」を含めてメタバースやNFTを楽しみたい方は、コインチェック一択です。
無料&最短5分程度で登録できます。
※口座開設は完全無料です
口座開設の手順は、以下の記事を参考にしてください。
【無料】コインチェックで口座開設する手順(かんたん4ステップ)
続きを見る
※コインチェックについてもっと詳しく知りたい方は、関連記事『コインチェックの評判・特徴(メリットとデメリット)』をお読みください。
手順②:MetaMaskを導入
つぎに仮想通貨ウォレットの「MetaMask」(メタマスク)を導入して、そこに仮想通貨を送金します。
ウォレットとは、仮想通貨取引で使う財布のようなものです。
自分の保有している仮想通貨を管理・送金・受け取りをするためには、ウォレットが必要となります。
ウォレットには様々な種類がありますが、基本的にはメタマスクをインストールして使用するのがおすすめです。
メタマスクでは、イーサリアム(イーサ)や、イーサリアム上のブロックチェーン上のトークンが使用できます。
メタバース内でNFT取引をする時にもっともよく使われるトークン(仮想通貨/コイン)は、イーサリアム(イーサ)です。
そのため、メタバースを楽しみたいなら、ウォレットはメタマスクを選ぶのが最適なのです。
知らない単語が出てきて、なんとなく怖い...。
という方も、心配ご無用です。
メタマスクの基礎情報と利用手順は、関連記事『メタマスクの使い方・送金方法(はじめての方むけ)』で、詳しく解説しています。
この記事を読めば、完全初心者でも安心してメタマスクを利用できるはずです。
メタマスクの利用は無料です。
※スマホアプリは以下からダウンロードできます
MetaMask - Blockchain Wallet
MetaMask無料posted withアプリーチ
手順③:メタバースサービスにアカウント登録
続いて、メタバースサービスにアカウント登録します。
あなたが土地などの不動産を取得したいメタバースサービスを選べばOKです。
なお、いま人気の不動産取引が活発なメタバースサービスは、以下の2つです。
不動産取引できるメタバース
- The Sandbox(ザ・サンドボックス)
- Decentraland(ディセントラランド)
この2つは、今もっとも人気のあるメタバースだと言って過言ではありません。
はじめてメタバース不動産を買うなら、まずここからはじめるのがおすすめです。
手順④:不動産NFTを購入
あとは、NFTを購入できるプラットフォームを利用して、お好きな不動産NFTを買うだけです。
不動産のNFTを購入しやすいNFT取引プラットフォーム(サイト)は、おもに以下2つです。
おすすめNFT取引サイト
- コインチェックNFT
- OpenSea
コインチェックNFT
コインチェックNFTは、先ほども説明した通りです。
コインチェックに口座開設するだけで利用でき、ひとつのサイト内で、
- ETHの購入も!
- MetaMaskへの送金も!
- The Sandboxの土地の購入も!
すべて完結するので、とってもラクです。
OpenSea
一方の「OpenSea」(オープン・シー)は、世界最大のNFTマーケットプレイスです。
世界中のNFTコレクターと取引できるため、たくさんのNFT作品に触れられるのが最大の特徴です。
無料で登録できるので、登録したら早速お好きな作品(不動産)を探してみましょう!
OpenSeaの利用方法(登録から購入方法まで)は、関連記事『OpenSeaの始め方・使い方(登録~出品・購入)【完全ガイド】』を参考にしてください。
OpenSeaの始め方・使い方(登録~出品・購入)【完全ガイド】
続きを見る
不動産が購入できるメタバースサービス(おすすめ2つ)
ここからは、不動産NFTが購入できるおすすめのメタバースサービスを、厳選して2つ紹介します。
詳しく解説していきますね。
The Sandbox
The Sandbox(ザ・サンドボックス)は、メタバース空間内でキャラクターを操作して遊ぶゲームです。
キャラクターがゲーム空間内を歩き回る様子は、人気ゲームの「あつまれ どうぶつの森」をイメージすると分かりやすいでしょう。
ゲーム内では、
- メタバース内を自由に移動する
- キャラクターやアイテムを作成する
- 3Dゲームを作成する
ことができます。
とくにゲーム内での土地(不動産)の取引が活発なのが特徴で、とても大きなお金が動いています。
【メタバースの土地取引金額】(2021年11月の1週間)
(画像引用元:DappRadar)
※1ドル=130円換算
圧巻ですね!
日本では2021年11月に、ソフトバンクらの複数企業がThe Sandboxに約105億円を出資して注目を集めています。
参考記事:ソフトバンクら、メタバースNFTゲーム企業「The Sandbox」に約105億円資金調達主導(CoinPost)
The Sandboxは、いま大注目のメタバースサービスのひとつなのです。
参考
The Sandbox内の土地「LAND」の買い方は『The Sandboxの土地「LAND」の買い方|NFT初心者むけにやさしく解説』でくわしく解説しています。
The Sandboxの土地「LAND」の買い方|NFT初心者むけにやさしく解説
続きを見る
Decentraland
Decentraland(ディセントラランド)は、ユーザーが経済活動を行うための共有仮想空間です。
たとえば、Decentraland内を散歩していると、NFTアートのギャラリーがあります。
そこではNFTアートが展示・販売されており、売主と交渉してアート作品を購入することができます。
この他、土地・不動産の売買なども行えます。
Decentralandでは、リアル世界と同じような商売や取引が体験できるのです。
ゲームや遊びというより、実社会でのビジネスの世界に近い世界観になっています。
以上、不動産取引におすすめのメタバースサービスです。
お好きな方からお試しくださいね!
よくある質問
ここからは、メタバース上の不動産取引についての、よくある質問に回答します。
いくらくらいで買える?
物件次第ですが、だいたい5万円~100万円ほどです。
人気のあるメタバースや良い立地だと、驚くような高額になることもあります。
自分の予算と相談して決めましょう。
儲かるの?
絶対に儲かるとは言えません。
メタバースの不動産取引はまだおおくの人に浸透しておらず、取引参加者が少ないのが現状です。
さらに取引額が高額になる傾向があるため、取引流通量が少ないです。
これはあなたが不動産を売りたいとき、買ってくれる相手を見つけにくいということです。
逆も同様で、買いたいときにタイミングよく相手が売ってくれるかわかりません。
こんな中で上手に利益を出すのは、初心者には難易度が高いでしょう。
長期保有する前提で投資する、またはお試し感覚や勉強のため少額投資するなど、目的を決めてからはじめるとよいでしょう。
儲かった場合は税金がかかる?
はい、かかります。
「メタバースの不動産取引=NFT取引」です。
NFTの取引で売却益が出た場合に課税対象になるのと同様に、メタバースの取引でも税金の支払い義務は発生します。
メタバース市場の今後は?
結論、大きく成長する可能性が高いです。
その理由は、世界中の大企業が巨額の投資をしているからです。
もっとも有名なのは、本記事の冒頭でも触れた旧・Facebook(フェイスブック)でしょう。
2021年10月にFacebookは、社名を「Meta」(メタ / 正式名称:Meta platforms,Inc.)に変更すると発表しています。
このような動きは、海外だけではありません。
日本企業でも、ソニーやバンダイナムコなど、大手企業がメタバース領域への投資を加速させています。
ニュース記事①:ソニー、フォートナイト運営会社に追加出資 「メタバース」で協業(朝日新聞デジタル)
(画像引用元:朝日新聞デジタル)
ニュース記事②:バンダイナムコ、メタバースでファンド 30億円投資へ(日本経済新聞)
(画像引用元:COINPOST)
今後は、メタバース空間を開発する企業だけでなく、関連する機器やサービスを提供する周辺分野の産業も盛り上がることが期待できます。
広告分野では、博報堂DYホールディングスがメタバース向けの広告事業に参入することを発表しています。
参考記事:博報堂系がメタバース広告販売 国内初、ゲーム空間で(日本経済新聞)
メタバース内での広告事業の拡大は、メタバース内の不動産価格にも大きく影響しそうですね。
さらにはメタバースに注目するのは、企業だけではありません。
日本の経済産業省も、メタバースの可能性に強い関心を示しています。
(出典:経済産業省ウェブサイト)
以上が、メタバースに関するよくある質問と回答です。
今回は以上です。
この記事が、あなたがメタバースの不動産取引をはじめるきっかけになればうれしいです。
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