こんなお悩みを解決します。
この記事の信頼性
この記事では、年間20万円のお金を生む節約術として、固定費を削減するコツ10選を紹介します。
ここで紹介する節約術は、
- 外食やコンビニ利用は控えている
- ペットボトルは買わず水筒を持ち歩く
- 参加する飲み会は厳選している
- 銀行も保険もネットで利用・契約する
といった基本的なことをすでに実践している節約意識の高い方が、さらに1歩踏み込むためにやるべきことです。
今回の「年間20万円」という金額は、「あなたが年収550万円、4人家族(共働き夫婦+子2人)」を想定しています。
もちろんこれ以外の家族構成の方でも、節約効果はあります。
今すぐ誰にでもできて、現在の生活の質を落とすこともありません。
この記事を読んだ後には、ぜひ実践してみてください。
年間20万円のお金を生む節約術|固定費を削減するコツ10選
年間20万円のお金を生むために今すぐやるべきことは、以下の10個です。
- 光熱費の見直し
- 通信費の見直し
- サブスクの見直し
- 保険の見直し
- ふるさと納税
- NISA
- iDeCo
- 住宅ローンの借り換え
- メルカリ断捨離
- 経済圏の絞り込み
順番に詳しく解説します。
光熱費の見直し
1つ目は、光熱費の見直しです。
2016年4月から電気、2017年4月からはガスの小売りが自由化されました。
このおかげで、わたしたち消費者は自由に電気やガスの会社・サービスを選べるようになっています。
電気やガスの会社を変更しても、サービスの質は変わらず、生活への影響はまったくありません。
ですから、なるべく安い会社と契約するのが賢い方法です。
4人家族だと年間1万円ほど節約できることもあります。
手続きはネットだけで完了します。
シミュレーションサイトで各社比較をして、最安値の会社を選べばOKです。
おすすめ
ビットコインなどの仮想通貨に興味がある方には「コインチェックでんき・ガス」のサービスがおすすめです。
大手取引所コインチェックでは、電気代なら7%、ガス代なら3%の割引またはビットコイン還元が受けられます。
全国の多くの電力会社・ガス会社が対応しています。
詳細はコインチェック公式サイト(※)、または以下の記事で確認できます。
(※)...口座開設後、ページ下段「Coincheckでんき」または「Coincheckガス」から専用ページに遷移できます。
コインチェックの評判は?6つのメリットと3つのデメリットを徹底解説
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通信費の見直し
2つ目は、通信費の見直しです。
携帯電話にかかる通信費は、今すぐ見直すべき固定費です。
携帯電話を大手キャリア(Docomo、Softbank、au)で契約している方は、今すぐ格安スマホに変更してください。
大手キャリアで月8,000円程度だったものが、格安スマホにするだけで月2,000~3,000円になります。
格安スマホだからといって、通話や通信の品質に不都合を感じることは、ほぼありません。
それでいて月間5,000円、年間で6万円もの節約になります。
金額インパクトが非常に大きいです。
まっさきに削減すべき項目です。
参考情報
格安スマホは大手キャリアに比べて通話料が割高です。
この点をデメリットに感じる方もいるかもしれません。
しかし、よく電話する相手(家族や友人)とはLINEで通話するようにすれば、電話代は無料にできます。
格安スマホはひと工夫するだけで、デメリットなくお得に利用できます。
サブスクの見直し
3つ目は、サブスクリプション(商品の定期購入)サービス利用の見直しです。
本当に必要なものと、そうでないものとを厳しく見極めましょう。
不要なもの
- たまにしか見ない動画サービス
- 惰性で読んでいる新聞、雑誌、有料メルマガ
などがあれば、今すぐ止めましょう。
反対に、
必要なもの
- 毎日飲む水やコーヒー
- いつも使う日用品(ティッシュ、洗剤など)
- 時短に便利なミールキット(食材のセット)
などの必需品は、最安値で購入できる方法を探りましょう。
毎日、毎月使うものだからこそ、少しだけ安いだけでも積み上がって大きな差になります。
繰り返し購入すると決まっているものなら、Amazonプライムの定期便を使うなどすると割安で買えてお得です。
とくに小さな子どものいるファミリー世帯だと、おむつやおしりふきも定期便で買えます。
定期便を利用するだけで、かんたんに年間1万円程度の節約ができます。
保険の見直し
4つ目は、保険の見直しです。
とくに民間の医療保険(がん保険など)に入っている方は、要注意です。
日本では国の高額療養費の制度があります。
たとえば年収600万円(月収50万円)の方なら、自己負担の上限は「8万円+α」で済みます。
治療や入院にかかる費用をカバーするための医療保険に入る必要性は、あまり高くないのです。
また貯蓄性の保険も、要注意です。
貯蓄性の保険とは、たとえば「30年後まで保有すると、掛け金の130%の解約返戻金がもらえる」といった商品です。
これだけ聴くと魅力的かもしれませんが、実際はそうでもありません。
過去20年の全世界株式の年間成長率は約6.4%、先進国株式なら約6.7%です。弱めに見積もっても毎年5%以上の成長があるのです。
複利計算シミュレーションをしてみると分かる通り、年率5%で30年間たつと、元本は3倍以上に膨れ上がります。
※上記リンク先で、年利「5」、経過年数「30」、複利周期「1年」(元金は任意の数字でOK)で計算してみてください。
株式投資に比べて貯蓄性保険の利回りは低く、効率の悪い投資先なのです。
これなら保険は掛け捨ての安いものに入り、別途、株式など利回りの良い商品に投資した方が断然お得です。
保険の見直しをするときには、
ポイント
- 民間保険は入るものを厳選する
- 保険と投資は切り分けて考える
ことが大切です。
不要な保険を1~2本解約して月6,000円の掛け金が浮くだけでも、年間で約7万円の節約ができます。
※保険料控除による節税メリットは考慮していません。
参考:さらに節約するための豆知識
民間保険料を安くするテクニックを紹介します。
それは、保険料を「月払い」から「年払い」に変更することです。
わたしの場合、あるドル建て保険が月払保険料110.32ドル(年間1,323.84ドル)が、年払いに変更して年間一括1,264.18ドルになりました。
率にして4.5%マイナス、金額にして59.66ドル(約6,600円)も保険料が安くなったのです。
どうせ毎年継続する保険なのであれば、年払いにして保険料を節約しましょう。
ふるさと納税
5つ目は、ふるさと納税です。
ふるさと納税は、自分の選んだ自治体に寄附すると、寄附額のうち2千円を越える部分について、所得税と住民税から原則として全額が控除される制度です。(一定の上限はあります)
そのため、税金の支払い金額自体は変わりません。(そのため「節税」効果はありません)
前払いのお礼として寄付先から返礼品をもらえる分、結果的に出費が抑えられる「節約」効果のある制度です。
ふるさと納税というと、多くの方は、高級なお肉や魚介類などのぜいたく品を思い浮かべるかもしれません。
しかしわたしは、別の使い方をおすすめします。
それは、な日常生活の必需品を、返礼品に選ぶことです。
たとえば、
- ペットボトル入りミネラルウォーター
- 缶ビール
- トイレットペーパー
- ボックスティッシュ
などです。
これら「どうせいつも買うもの」をふるさと納税でもらえれば、その分は買わずに済みます。
その分、家計の出費を抑え、節約できるのです。
ふるさと納税の控除上限額は、年収や家族構成、お住まいの地域により異なります。
※控除上限額は、さとふるなど各社ふるさと納税サイトでシミュレーションできます。
控除上限が約7万円の場合、
寄付金額の約30%の商品を返礼品として受け取れば、2万円分の日用品購入費が節約できます。
ふるさと納税の制度については、総務省 ふるさと納税ポータルサイトをご覧ください。
NISA
6つ目は、NISA(ニーサ/少額投資非課税制度)です。
NISAを利用した投資なら、売却益や配当金にかかる税金(20.315%)が非課税になります。
【NISAを利用しない場合】
10万円の売却益や配当があった場合、約2万円の税金が引かれて約8万円だけ手元に残る
【NISAを利用した場合】
10万円の売却益や配当があった場合、10万円がまるまる手元に残る
どうせ投資するなら、使わないと損です。
およそ8割の人が、まだNISAを利用していない計算です。
とてももったいないです。
NISAには、一般NISAの他にも、つみたてNISAやジュニアNISAもあり、それぞれ利用枠(投資金額)に上限があります。
余裕資金がある方は、利用枠いっぱいまで投資しましょう。
投資金額が大きいほど、非課税の恩恵もまた大きくなります。
「夫婦とも満額」で利用するのが、おすすめです。
NISAの制度概要は、金融庁のNISA特設ウェブサイトで確認できます。
おすすめ
つみたてNISAなどの積立投資を、クレジットカード払いにするだけで、とってもお得になります。
毎月の投資額に応じて、毎回ポイントが貯まり、貯まったポイントが現金同様に利用できるからです。
積立投資をするなら、クレジットカード払いを検討しましょう。
おすすめのクレジットカードは、以下で解説しています。
おすすめ投信積立クレジットカード|ポイントで選ぶならマネックスカード
続きを見る
iDeCo
7つ目は、iDoCo(イデコ/個人型確定拠出年金)です。
自分で掛金を拠出して運用する私的年金のiDoCoでは、
iDoCoのメリット
- 掛金が全額所得控除される
- 運用益が非課税で再投資できる
- 受給時に所得控除される
という税制面の優遇があります。
その結果、所得税や住民税を軽減できるメリットがあるのです。
デメリットは「60歳まで引き出せない」ことです。
しかし元々使う予定がなく銀行に預けているだけのお金なら、どうせ同じことです。
節税メリットがあるだけ、投資した方がお得です。
掛金の上限は職業などにより異なります。
上限が最も低い場合で月1.2万円(年14.4万円)を、掛金として投資できます。
所得税率を約20%とすると、年3万円弱の節約ができます。
iDeCoの制度については、国民年金基金連合会のiDeCo公式サイトで確認できます。
年収550万円(課税所得は330万円以下)の場合、所得税と住民税の合計で毎年28,800円の税金支払いが軽減されることが確認できます。
参考
「NISAやiDeCoどころか、そもそも投資のことがほとんどわかっていない(汗)」という方も、ご安心ください。
知識を身に付けて「理論武装」さえすれば、投資は誰でも始められます。
この無料オンライン動画セミナーなら、スマホやPCで投資の勉強ができます。
2時間の充実した内容ですが、倍速で見れば1時間ほどでサクッとインプットできます。
動画視聴後は有料講座に案内されますが、「不要なら申込なし」で大丈夫です。
投資をはじめる前に、無料動画だけ見ておくのがおすすめです。
住宅ローンの借り換え
8つ目は、住宅ローンの借り換えです。
購入住宅を所有している方限定の話ですが、金額インパクトが大きいので取り上げます。
とくに10年以上などの昔にローン契約をした方は、見直し検討をおすすめします。
わたしの場合、2013年にマンション購入した際の金利は0.775%、8年後の2021年に住み替えする際には0.460%でした。
※ともに35年の変動金利ローン、大手都市銀行を利用
ただローン契約する時期が違うだけで、こんなにも金利条件が異なるのです。
借り換え手続きには手間も事務手数料もかかりますが、金額が大きい分、0.1%でも違えば大きな節約効果が期待できます。
ぜひ1度、見直しを検討してみましょう。
また住宅ローン減税もお忘れなく。節税効果が大きいので絶対にやるべきです。
住宅ローン減税の制度概要は、国土交通省のすまいの給付金サイトでわかりやすく解説されています。
メルカリ断捨離
9つ目は、メルカリ断捨離です。
家の中には不用品がたくさん眠っているものです。
- 1度読んだだけの本、買ったけど全然読んでない本
- 昔は好きだったけど今は全然やらないゲーム
- 外出機会が減って着なくなった服
などをメルカリなどのフリマ系アプリで売れば、多少のお金になります。
原価0円で手数料(メルカリの場合は売買代金の10%)や発送料を引いた金額が丸々手に入るのです。
意外に儲かってしまって驚く方も少なくありません。
かんたんに年間で1万円くらいになります。
小さなお子様がいる家庭は、とくにおすすめです。ベビーグッズは、よく売れるからです。
サイズアウトした子ども服や使わなくなったおもちゃなどを売ってみましょう。
不用品がお金に化けるのです。やらなきゃ損です。
部屋の整理整頓もできるので、積極的に利用しましょう。
経済圏の絞り込み
さいごの10個目は、経済圏の絞り込みです。
いつも使うサービスを1つの経済圏にまとめ、ポイントが分散しないようにするのです。
特定の経済圏で利用できるポイントは、集めると大きな金額になります。
有名どころでは「楽天経済圏」です。
- 楽天市場
- 楽天モバイル
- 楽天でんき・ガス
- 楽天カード
- 楽天生命・楽天損保
- 楽天ふるさと納税
といったように各サービス名に「楽天」の名前は附いているのでわかりやすいです。
適宜ポイントアップのプログラムも実施しており、上手に使うととてもお得です。
ここで、
と思った方も少なくないでしょう。
ですが心配要りません。
他にも経済圏があります。
たとえばソフトバンクグループの経済圏には、
- ソフトバンクモバイル
- ワイモバイル
- Yahoo!ショッピング
- LINE
- PayPay
- 一休.com
- アスクル
- ZOZO TOWN
- さとふる
などが名を連ねます。
近年ならとくにキャッシュレス決済のPayPayの普及・利用を推進しています。
各種サービスでの支払いをPayPay経由で支払うと5%や10%など高い率のボーナスポイントがもらえてお得です。
まったくのゼロの状態から経済圏を移行するのは、とても大変です。
今よく使っているサービスを起点にして、合わせられるものは寄せていけばOKです。
携帯電話料金やふるさと納税、旅行、洋服など高単価なものの決済で積極的にポイントを貯めましょう。
すると年間1万円ほどが生み出せます。
さいごに
この記事で紹介した節約術を実践すれば、以下のような固定費削減が実現できます。
- 光熱費の見直し:年間1万円
- 通信費の見直し:年間6万円
- サブスクの見直し:年間1万円
- 住宅ローン借り換え:対象外(※)
- 保険の見直し:年間7万円
- ふるさと納税:年間2万円
- NISA:対象外(※)
- iDeCo:年間3万円
- メルカリ断捨離:年間1万円
- 経済圏の絞り込み:年間1万円
合計:年間20万円
(※)...住宅ローンは個人差が大きいため、NISAは運用結果によりメリット金額が大きく異なるため、今回は集計対象外としました。
すぐに効果が得られる8つを実践するだけでも、20万円も支出を抑えることができます。
長期的にはここに住宅ローン見直しやNISAの投資運用分がプラスされ、さらにお得になります。
以上の節約術は、実はネットで調べれば誰でもアクセスできる情報ばかりです。
それなのに、
損している人の典型的パターン
- そもそも知らない(情報弱者)
- 知ってても実践しない(行動力不足)
という人たちが多いのです。
ただただ、損なだけです。
今回この記事を読んだあなたは、少なくとも有益な情報を「知っている」状態になりました。
あと必要なのは、「実践する」という行動だけです。
ぜひ1つずつ実践してみてください。
これまでムダにしていたお金が復活し、あなたが自由に使えるお金が増えるはずです。
今回は以上です。
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