あなたは今このページをどのブラウザで閲覧していますか?
きっと多くの方はGoogleのChrome、MicrosoftのEdgeまたはInternet Explorer、AppleのSafari、Mozilla FirefoxのFirefoxのどれかでしょう。
そのブラウザでインターネットのページを見ていて、
- 広告が多すぎて、見たい記事が読めない
- ページの読み込みが遅くて、イライラする
- 同じ広告ばかり表示されて邪魔だし、日ごろの行動をのぞき見されているようで気分が悪い
と感じたことはありませんか?
そんな不都合や懸念の解消を目指している暗号資産(仮想通貨)があります。
それが今回解説するBAT(ベーシックアテンショントークン)です。

毎日忙しいサラリーマンの方のために、初心者むけにわかりやすく投資に役立つ情報をお伝えしています!

この記事で解決できるお悩み
- BATって何だろう? 詳しく知りたい
- BATに投資すべきかどうかの判断材料がほしい
この記事の結論
- BATは現在の広告モデルが抱える問題の解決を目指している
- BATはWebブラウザの「Brave」で利用できる暗号資産(仮想通貨)
- BATはWebブラウザの「Brave」で広告を見ると付与され、サイト運営者や広告主の応援に利用できる
- 今後「実用性の向上」と「流通量の増加」に伴い値上がりが期待できる
この記事を読めばBAT(ベーシックアテンショントークン)の特徴や将来性が理解できるでしょう。

仮想通貨に投資するには、専用の口座が必要です。
まだ口座をお持ちでない方は、まずは口座開設して投資をはじめる準備を整えましょう。
"無料&数分間の手続きだけ" で、さっそく今日から取引開始できます。 ※最速の場合
初心者におすすめなのは、以下の2つです。どちらも国内大手で安心です。
※詳細は上記リンク先からご確認いただけます。
※この2社のどちらでもBATを売買できます。
BAT(ベーシックアテンショントークン)とは?
BATの基本情報
BATはWebブラウザ「Brave」上で利用される独自トークン(通貨)のことで、正式名称は「Basic Attention Token(ベーシックアテンショントークン)」と言います。
「現在の広告モデルが抱える問題を解決する」ことを目的に開発されました。
BATは2017年5月にBrave Software社により、イーサリアムブロックチェーン上のトークンとして発行されました。
※イーサリアムの仕組みを理解したい方は、関連記事『イーサリアムの特徴』もお読み下さい。
Brave Software社CEOのBrendan Eich氏は、現代のWeb世界に大きな貢献をした人物です。
Webサイトやアプリで広く使われているプログラミング言語「JavaScript」の生みの親であり、また主要なWebブラウザのひとつ「Mozilla Firefox」の基礎を築いた団体「Mozilla Foundation」の共同創業者でもあります。同団体を退社した後、2015年にBrave Software社を設立して新しいWebブラウザの開発に取り組んでいるのです。
発行枚数上限は15億BATで、すべて発行済みです。マイニングや半減期はありません。
Webブラウザ「Brave」とは?
BATはWebブラウザ「Brave」上で使われるトークンであるため、まずは「Brave」について理解することが必要です。
(画像引用元:Brave公式ホームページ)
まずは以下の動画をご覧ください。「Brave」公式ホームページに掲載されているTVCM動画です。
「Brave」の理念と想定するユーザー像が理解できます。
この動画を見てよく分かる通り、従来のWeb広告モデルを否定して、ユーザーが安心して快適に利用できるWeb環境を生み出すことを「Brave」は目指しているのです。
次に「Brave」の特徴を解説します。
Webブラウザ「Brave」の特徴は、広告がデフォルトでブロックされることです。
これによりユーザーは見たくない広告を見ずに済みます。
しかし全く広告が見られないのではありません。
「Brave」では広告配信の有無を設定でき、自分の見たい広告だけを選んで見ることができるのです。
ユーザーは自分が興味のある広告を見ることで、報酬としてBATを受け取ることができます。
※2021年9月現在、日本では「Brave」と連携するビットフライヤーでのみ「BAT」の受け取りや日本円への換金が可能です。その他の場合には「BAT」の代わりに「BATポイント(BAP)」が報酬として付与されますが、BATポイントは換金できず利用範囲にも制限がありますのでご注意ください。
\ 無料口座開設&1円から始める仮想通貨投資♪ /
また「Brave」は広告の自動配信をしないため、ユーザーの個人情報を収集する必要がありません。
そのためユーザーは個人情報を外部に流出させられる心配がありません。
そして「Brave」は、広告表示と個人情報のトラッキングをしないことでブラウジング遅滞(ページ表示の遅れ)を解消しています。
ページ表示時間の実験結果が「Brave」の公式Youtubeチャンネルにアップされています。(以下)
これによれば、同じCNNニュースのサイトを表示するまでに要した時間は、
- Chrome: 6.80秒
- Firefox: 7.83秒
- Brave: 2.55秒
であり、「Brave」は圧倒的に表示スピードが早いことがわかります。
「Brave」のブラウザを使えば、他のブラウザと比較してPCでは最大2倍、スマートフォンでは最大8倍ものスピードでページ表示がされるという実験結果もあります。

以上のような利便性の高さが評価されてか、ユーザー数は順調に伸びています。
2019年12月の公式ページでの発表によると、毎日のユーザー数は330万人を、月間ユーザー数は1040万人を超えたと報告されています。
(引用元:Brave公式ホームページ)
ここまでWebブラウザ「Brave」がユーザーにとって利便性が高く、徐々にユーザー数も増えていることは理解いただけたと思います。
しかし、この広告をブロックするという仕組みによってメリットがあるのは私たちユーザーだけではないのです。
「Brave」は、ユーザーだけでなくサイト運営者や広告主にも大きな影響を与え得る画期的な取り組みとして注目を集めているのです。
このあと、ユーザー、サイト運営者、広告主のそれぞれの立場にどんな影響があるのかを詳しく見ていきましょう。
BAT(ベーシックアテンショントークン)を利用するメリット
BATを利用するメリットを以下の3つの立場から解説します。
- ユーザー
- サイト運営者
- 広告主
順番に見ていきましょう。
”ユーザー” のメリット
BATはWebブラウザ「Brave」と共に利用されることで、私たちユーザーに以下のメリットをもたらします。
- ページの高速表示
- 通信量、バッテリーの節約
- 広告に埋め込まれたウイルス感染リスクの減少
- プライバシーの保護
- 報酬を得ることが可能
- 特定のクリエイターや業界を応援できる
先述の通り、「Brave」を利用すれば広告をデフォルトでブロックしてくれます。
これにより「ページの高速表示」だけでなく、「通信量とバッテリーの節約」にもなります。

こういった心配が減るのはうれしいですね!
また広告にウイルスが埋め込まれていて、その広告をクリックすることで感染するケースがあります。
広告自体が無くなれば「広告に埋め込まれたウイルス感染リスクは無くなる」ため安心です。
さらに「Brave」ではユーザーの閲覧履歴を外部のサーバーに送信することはありません。
広告配信のための個人情報収集と他社へのデータ共有自体が不要だからです。
だから「プライバシー保護」の観点でも安心できます。
このほか、ユーザーが「Brave」内の「Brave Rewards」機能を使って広告を閲覧するとBATが報酬として支払われる仕組みになっています。
ユーザーは自分の好きな広告を見るだけで「報酬を得ることが可能」なのです。
Brave Rewardsの利用手順
1. 画面右上の三本線(ハンバーガーメニュー)内にある「Brave Rewards」をクリック
2.「Rewardsに参加する(YES, I’M IN!)」をクリック
3. ブラウザURLバー横にある「Rewardsアイコン」(下記画像の赤丸で囲った部分)をクリックして認証を行う
4. 認証後、広告配信の通知が来るようになる
5. 広告配信の通知が来たら、好きな広告を選んで閲覧する
6. BAT(BATポイント)が獲得できる
Braveの広告を見て獲得したBATは、特定のサイト運営者や広告主へ「支援」(送金)したり、YouTubeの生配信などで「投げ銭」としての利用が可能です。
たとえばコチラの記事にあるように、日本でもBraveは人気K-POPグループBTSやeスポーツとの連携を進めています。
BTSのファンの方は大好きなBTSの広告を見てBATを獲得できるだけでなく、獲得したBATを使って広告主(BTSの関係者側)を支援することでBTSの活動を応援できるのです。
またeスポーツのチームや選手への投げ銭を通じて、eスポーツ業界全体の活性化に貢献することも可能です。
BATは、このような「特定のクリエイターや業界を応援する」手段になり得るのです。
”サイト運営者” のメリット
BATとWebブラウザ「Brave」により、サイト運営者には以下のメリットが生まれます。
- 広告収益率の向上
- PV数(ページ閲覧数)よりクオリティ重視の運営が可能に
現在の広告モデルにおいては広告の利益のほとんどをGoogleやFacebookといった仲介者に取られてしまいます。
しかし「Brave」による新しい広告モデルでは、仲介者が存在しないため仲介者のマージンはありません。
その分サイト運営者の収入は単価アップが見込めますので、「広告収益率の向上」が期待できます。
また「Brave」はサイト運営者の意識や行動を変えるかもしれません。
現在のGoogleアドセンスに代表されるようなPV数(ページ閲覧数)連動の広告収益モデルでは、PVを集めることを目的に話題性を重視した記事作成をするサイト運営者が存在します。
しかし「Brave」ではユーザーがサイト運営者に対して直接BATで支援(送金)することが可能です。
サイト運営者がPV数連動の広告収入でなくユーザーからの支援による収益を得る意識が高まれば、話題性よりコンテンツの質を重視する傾向が強くなるでしょう。
サイト運営者の収益源が変わることで「PV(ページ閲覧数)よりクオリティ重視の運営」にシフトするサイトが増えるかもしれません。
そしてそれは結果的に読者に役立つコンテンツを増やすことになり、私たちユーザーにとってもメリットがあると言えるでしょう。
”広告主” のメリット
BATとWebブラウザ「Brave」は広告主に以下のメリットをもたらします。
- 高精度なマーケティングの実現
現在の広告モデルにおいて広告主は、ユーザーのサイト登録情報やWebページ閲覧履歴を参考に「自社の商品・サービスに興味関心がありそうな人」に広告を配信しています。
その結果、一定量の広告は興味関心がない人にも広告が届いてしまうため、成約につながる精度は低くなってしまいます。
一方の「Brave」の新しい広告モデルでは、匿名性を確保しながらもユーザーと広告のマッチングを高精度に行うことが可能です。
「Brave」ではユーザーが自分で選んで広告を表示させることができますので、「興味関心がありそうな人」ではなく「興味関心があって、情報を欲しがっている人」にピンポイントで広告を届けることができるのです。
これなら成約率も高くなるでしょう。
「Brave」の新しい広告配信の仕組みは、「高精度なマーケティングの実現」という広告主の最大の願いを叶える可能性があるのです。
BAT(ベーシックアテンショントークン)の将来性
今後のBATの価格動向を左右するであろう主な要素は以下の3つです。
- Braveユーザー数の拡大
- BATの使い道の拡大
- 新規上場
上記1と2は「実用性の向上(実需が高まる)」、上記3は「流通量の増加(取引しやすくなる)」ことがポイントです。
それぞれの内容を順番に見ていきましょう。
Braveユーザー数の拡大
BATは現在のところWebブラウザ「Brave」上で主に使われている暗号資産(仮想通貨)です。
そのため「Brave」のユーザー数の拡大が、今後のBATの価格動向を左右する重要な指標となります。
Webブラウザの「Brave」を利用する人が増えれば、通貨BATの知名度は高まるでしょう。
また利用者が増え取引できる相手が増えれば、その通貨を保有したいと考える人も増えます。
その結果、通貨BATの価格は押し上げられることが期待できます。
BATへの投資を検討するなら、今後の「Brave」のユーザー数の推移に注視しておくとよいでしょう。
BATの使い道の拡大
BATの使い道が増えることも価格上昇につながる可能性があります。
海外ではBATの使い道は増えつつあります。
たとえば「YouTube」のほか、Amazonが提供する「Twitch」、アメリカの人気SNSサイト「Reddit」では、気に入った動画やコンテンツにBATを付与できる「投げ銭」サービスを提供しています。
またアメリカなど一部の国では、実店舗での決済利用や、Amazon、Starbucks、Uberといった大手ブランドのギフト券への交換が可能になっています。
一方の日本ではまだ使い道が少ない状況です。
2021年5月にビットフライヤーがBraveと連携し、日本では初めてBATを受け取り日本円に換金することも可能になりました。
\ 無料口座開設&1円から始める仮想通貨投資♪ /
またBATはクリエイターなどの広告主への投げ銭としての使用もできます。
しかしその他の取引所ではまだBATの受け取り自体ができません。代わりにBATポイントを付与されますが、これは広告主への投げ銭には使用できません。
(サイト運営者の支援には使用できます。)
このように、日本ではまだまだBATの利用に制限や制約が多いのが現状なのです。
広告を見るだけで報酬(ポイント)がもらえるのはユーザーにとって魅力的ですが、使い道が広がらなければその魅力も半減するでしょう。
今後日本でも利用機会が増えたり換金しやすい環境が整うことが、BATの需要を高め価格上昇を生む要因になるでしょう。
新規上場
現在BATは、日本国内でもコインチェック、ビットフライヤー、DMMビットコイン(※)、GMOコインなど多くの取引所で取り扱いされています。
(※)…DMMビットコインはレバレッジ取引のみ可能で、現物取引は不可。
しかしその流通量は多いとは言えません。
2021年9月1日8時頃の時点では、すべての暗号資産(仮想通貨)のなかで「市場占有率は0.06%」に過ぎず、「取引量は87位」です。(ともに時価総額ベース)
(引用元:Coin Market Cap)
今後国内外の取引所で新規上場することがあれば、より多くの人に取引されるようになり流通量は増加します。
流動性が高まれば通貨の価格は安定し、価格上昇余地も大きくなっていくでしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
この記事ではBATと密接に関わるWebブラウザ「Brave」の解説も交えながら、BATを利用するメリットや将来性を解説してきました。
ここで一度、整理しましょう。
BATや「Brave」を利用するメリットは以下です。
①"ユーザー" のメリット
- ページの高速表示
- 通信量、バッテリーの節約
- 広告に埋め込まれたウイルス感染リスクの減少
- プライバシーの保護
- 報酬を得ることが可能
- 特定のクリエイターや業界を応援できる
②"サイト運営者" のメリット
- 広告収益率の向上
- PV数(ページ閲覧数)よりクオリティ重視の運営が可能に
③"広告主" のメリット
- 高精度なマーケティングの実現
BATと「Brave」がユーザーとサイト運営者と広告主の3者にとってメリットのある、画期的な仕組みを提供できる可能性があることが理解できたと思います。
そして今後の価格上昇を生み出す要素として以下3つを紹介しました。
- Braveユーザー数の拡大
- BATの使い道の拡大
- 流通量の増加
「実用性の向上(実需が高まる)」と「流通量の増加(取引しやすくなる)」により、BATは大きな需要増加と価格上昇が十分に見込める通貨だということが理解いただけたと思います。
なお、ここまでの内容を簡潔に1分10秒程度でわかりやすくまとめた動画は以下です。
この記事を読んだ後の復習にどうぞ。(引用元:Coincheck公式ホームページ)
さて、ここまでBATの特徴や将来性といったメリット部分は十分に伝わったと思いますので、最後にデメリットを含む投資の注意点にも触れましょう。
1つ目は「Braveユーザー数が拡大できるか?」です。
この記事の前半で、Braveは大きなメリットのあるWebブラウザであり利用者数も伸びていることを解説しました。
ただ現在のところはGoogle Chromeなど他のブラウザのシェアが圧倒的であることは事実です。
Braveのユーザー数が1000万人規模なのに対して、Chromeは25億人、Firefoxは2億人の利用者がいるとされます。
まさに桁違いの差があるのです。
こんな中で「Braveがユーザー数を大きく伸ばせるか?」は、現時点で不透明と言わざるを得ません。
1人が使うWebブラウザは1つで十分だと考えれば、他のブラウザから「Brave」に変更させるだけの魅力をユーザーに伝えられるかが勝負になるでしょう。
今後「Brave」のユーザー数が伸びていかなければBATも一緒に失速する可能性もあります。
BATを購入するのであれば、「Brave」のユーザー数を見守っていく必要があるでしょう。
2つ目は「換金しやすい環境整備ができるか?」です。
先述の通り、現時点の日本ではビットフライヤーでしか「Brave」上で獲得したBATを換金することができません。
そのためビットフライヤー利用者以外の大多数の日本人にとって、BATは投資・投機の対象でしかありません。
決済や送金に使えるといった実用的な価値がない分、他の決済機能を持った暗号資産(仮想通貨)と比較して価格は低くならざるを得ないでしょう。
以上2つのようなデメリットも理解した上で、最新の情報も参考に投資すべきかどうかを検討するとよいでしょう。

最新情報の収集には以下のサイトを活用してくださいね!
この記事を読んでBATの特徴(メリット)や将来性は理解頂けたと思います。

だからBATを応援したい!!!

と思った方は、ぜひBAT(ベーシックアテンショントークン)への投資を検討してみてはいかがでしょうか?


※上記リンクをクリックすると、公式サイトに移動できます
おすすめの参考記事
- コインチェックってどんな会社?
- 他の仮想通貨交換業者とくらべて、メリットやデメリットは?
- 利用者の声(口コミ・評判)を知りたい!
という方は、
-
コインチェックの評判は?6つのメリットと3つのデメリットを徹底解説
続きを見る
をご確認ください。

この記事した通り、BATの受け取りと日本円への換金に対応している国内唯一の取引所です。
BAT(ベーシック・アテンション・トークン)投資だけを考えるなら、ビットフライヤーが便利です。[/st-kaiwa1]
※上記リンクをクリックすると、公式サイトに移動できます
参考
ビットフライヤーの口座開設手順を、画像付きで解説しています。
あわせて読みたい
-
仮想通貨・ビットコイン取引所の選び方|おすすめ12社ランキング
続きを見る
\ この記事が気に入ったらフォロー /