かといって、すぐに転職や独立、副業に挑戦する決心もできていない。
こんな悩みを解決します。
この記事では、複数のキャリアを同時に進める「パラレルキャリア」をおすすめします。
記事の中では、
本記事でお伝えすること
- パラレルキャリアとは?
- 会社員の仕事のメリット/デメリット
- これからの働き方
- すぐに今から準備できること
を解説します。
この記事を読めば、自分にあった働き方や働く場所(環境)を選ぶ思考法が身につきます。
転職や独立を検討されている方や、将来のキャリアについて考えたい方は是非、最後まで読んでみてください。
はじめに(わたしのキャリア観)
はじめに、わたしの経歴やキャリアに対する考え方をお伝えしておきます。
転職したことは1度もない
わたし自身は、1度も転職したことはありません。
これまで大学卒業後に入社した会社で、約15年間働き続けています。
これまで転職しなかった理由
ではなぜ転職しなかったか?というと、単純に「思考停止」していたからです。
会社で上司に評価され出世コースに乗ることを目標にすることに何の疑問も感じず、なんとなく、目の前の仕事をがむしゃらにやってきました。
また、これまで20代~30代前半に会社が与えてくれた仕事が、自分の身につけたいスキルや知見の向上にハマっていたという「幸運」もあったと思います。
つまり「思考停止」と「幸運」だけで、この15年間の社会人(会社員)人生を歩んできました。
これからは転職を視野に入れる理由
しかし30代半ばになった今、わたしは転職を視野に入れて自分のキャリアと向き合っています。
そしてこの記事でお伝えしたい結論を先に申し上げると、
これからの時代、誰もが転職の選択肢を持っておくべき。
だと考えています。
その理由はシンプルで、
もう、ひとつの会社に依存できないから。
です。
たとえば、2020年に倒産した企業の平均寿命は23.3年だったそうです。
参考記事:東京商工リサーチ『2020年「業歴30年以上の“老舗”企業倒産」調査』
以前、経済紙『日経ビジネス』では企業の寿命は18年という特集が組まれたこともあります。
参考記事:日経ビジネス『もはや寿命は18年』
つまりは、わたしたち従業員の会社員としての寿命よりも、会社の寿命の方が短いのです。
いつ会社が無くなる or 経営難になって、いまの会社を辞めざるを得なくなるかわからないのです。
人生100年時代と言われる中、70歳定年制という話もあれば「45歳定年を!」という提言も出てくる昨今です。
会社がいつ、どうなるか?なんて、わたしたち個人がコントロールできることではありません。
自分たちでどうにもできないことに、人生のすべての委(ゆだ)ねておくのは非常に危険!なのです。
だから、自分自身の手で「人生のハンドル」を握らなければなりません。
それは、自分で「働き方や働く場所を選びとる手段」を持っておくということです。
その手段のひとつが「転職」なのです。
1つの会社にしがみつく時代は、もうとっくに終わっているという事実を直視しなければなりません。
そして自分のアタマで考え、自分の手で「最適な働き方と環境を選び続ける」という不断の努力が、これからの時代は必要なのです。
パラレルキャリアとは?
先日、以下のツイートをしました。
日経トレンディ掲載の上野千鶴子さんのインタビュー記事より。
仕事は3種類
①Vocation:金にならなくても続けたい事
②Profession:専門性をお金に換えられる事
③Job:人から求められてやる事「これしかない」は苦しみのもと。1人の中で3つのバランスをとるのが大切。
副業ありの新しい働き方!
— こばん|ブログで稼いで会社を辞めたい人(ブログ最高月商は6ヶ月目に7,000円) (@fukugyo_salarym) October 1, 2021
東京大学名誉教授の上野千鶴子さんは、仕事には以下の3種類があると言います。
- 「Vocation」:金にならなくても続けたい事
- 「Profession」:専門性をお金に換えられる事
- 「Job」:人から求められてやる事
上野さん自身、この3種類の仕事を同時並行でやりながら、キャリアを築いてきたそうです。
これは「パラレルキャリア」と呼ばれる働き方です。1人の人間が、同時に複数の仕事をしている状態です。
パラレルキャリアとは
パラレルキャリアは、オーストリア人経営学者のピーター・F・ドラッカーによって提唱された言葉です。
以下の本などに登場します。
本業を持ちながら第二の活動をすることで、第二の活動には明確な定義はありません。
別の企業への就職や自営業、ボランティア活動のような社会貢献など、収入を目的としないさまざまな場所での活動を指しています。
ひとつの仕事を本業ととらえずすべての仕事や活動に本業と同じように取り組むことがあるため、パラレルキャリアは「複業」ともいわれています。
時にそれは複数の会社に属する状態かもしれませんし、1つの会社と個人ビジネスとの組み合わせかもしれません。
また1つの会社で1つの役職についていながらも複数の顔(役割)をもつ状態も、実質的には「パラレルキャリア」と呼べるでしょう。
この「パラレルキャリア」のメリットは、自分が本当にやりたい仕事である「Vocation」があること、
そして「Profession」で経済的安定を確保すれば、嫌な「Job」を断ったり避けたりできるということです。
これは「自分の働き方や環境を、自分で選べている」状態です。
この「選択の自由」がある働き方こそ、これからの時代に豊かなキャリアや人生を築く近道になります。
会社員(サラリーマン)のメリットを棚卸
とはいえ、一足飛びに「転職」や「独立・起業」という決断はとりにくいものです。
また、会社勤めが100%悪いわけでもありません。
転職や副業などキャリア変更の選択肢を考える前に、まずは会社員(サラリーマン)という1つの働き方のメリットとデメリットを正しく理解しましょう。
その方が、いざ転職や副業をするときに納得感が高くなりますから。
会社員のメリット
会社員の主なメリットは、以下です。
- 安定
- 低リスク
- 世間体が良い
- 信用
サラリーマンは基本、給料が安定してます。固定給の会社がほとんどです。
会社が利益が出ない月があっても、給料は優先して支払われます。
そして、一般的には長く続けることでもらえる給料は少しずつ増えていきます。
不当な理由で解雇もされない。守られています。
社会保険や厚生年金があり、会社に半額は負担してもらえます。世間体も良いです。
社会的に信用もあり、車や住宅のローンも通りやすいです。
メリットはたくさんあります。
サラリーマンは、決して悪くない職業です。
会社員のデメリット
次にデメリットです。
- コントロールできない
- 支配される
従業員は会社をコントロールできません。そして支配され続けます。
会社の方針や方向性は経営者や役員が決めます。
そして、雇っている側が仕事の内容を決め、雇われる側はそれに従わないといけません。
会社が順調に成長しているときは問題ないのですが、
会社が倒産 or 経営難になれば、
- ある日突然、無職に...
- 早期退職することに...
- なんとか会社に残れたけど、大幅減給(泣)
といったことが、現実にある話です。
自分がコントロール不能なものに依存しすぎていることが、最大の危険でありデメリットです。
会社選びのポイント
メリットとデメリットを踏まえた上で所属する会社を選ぶなら、以下の2点を意識すべきです。
- 基礎力を磨ける
- 副業ができる
これは会社選びの必須条件です。
基礎力を磨ける
仕事選びのポイント、1つ目は「基礎力を磨ける」ことです。
ここで言う「基礎力」とは、
- マーケット感覚
- 論理的思考・スキル
- 聴く力、伝える力
- 体調管理術
など、思考・マインド・姿勢などに関する「どこへ行っても使えるもの」です。
どの環境にでも持ち運べる、ポータブルなスキルです。
この基礎力が身に付いていれば、会社から放り出されても大丈夫です。自分の力で生きていけるからです。
仕事をしながらこのようなものを学び、身につけることのできるような環境を選ぶことが大切なのです。
「今の環境が、自分の基礎力を磨ける場所なのか?」と、自分に問いかけてみましょう。
もしそうでないなら、今いる場所を変えるべきです。
副業ができる
仕事選びのポイント、2つ目は「副業ができる」ことです。
副業ができるメリットのひとつは、「収入」です。
副業収入が本業収入(会社員の給与)と同等かそれ以上なら、いつでも会社を辞められます。
いつでも会社を辞められる状態なら、嫌な仕事を断るなど、自分の気持ちのよい働き方が実現しやすくなります。
当然、会社を辞めなければ複数の収入口を持つので、経済的には安心です。
また副業のメリットには、「ビジネスの経験が積める」こともあります。
副業でビジネスに挑戦するというのは、自分が社長になって事業をするということです。
副業で収益を上げようと思えば、おのずと事業運営・経営に必要な経験が積めます。
副業は、収入を安定させ、会社員ではなかなかできない経験を積む機会にもなる貴重なチャンスです。
このチャンスが与えられない会社にいることは、あなたの人生において機会損失です。
最大限にチャンスを活かせる場所を選びましょう。
これからの働き方
ここまでお伝えしてきたことを整理してまとめます。
これからの時代に必要なのは、
- 思考停止せずに、自分の頭で考え続け
- 自分にあった働き方、環境を探し続ける
ことです。
そして、そのために今からできることは、
- 転職の選択肢を持っておく
- 自分の基礎力を磨き、副業できる環境に身を置く
ことです。
これがわたしの考える、人生を豊かにする最適な働き方です。
人生を豊かにする働き方や環境を手に入れるコツは、"選択肢を増やし"、"選択の自由を確保しておく" ことです。
- 「いつでも転職できる」
- 「いつでも会社を辞められる」
ような状態を作り上げておく、ということです。
そして、この働き方の土台となるのが「パラレルキャリア」なのです。
同時並行で複数の仕事をしておけば、いざというとき転職や独立・起業がしやすくなります。
こんな働き方を実現したい方は、いますぐ行動を起こしましょう。
1つひとつの行動が、現状を変え、あなたの人生を大きく変えます。
【すべて無料】まずは転職エージェントに登録(最低限、これだけはやってほしい!)
キャリアの選択肢を幅広くもっておくためには、転職サイトに登録して、つねにリサーチやアプローチをしておいた方がいいです。
自分の市場価値がわかりますし、「価値を高めるには何が必要なのか?」が見えてきます。
「転職」にはリスクが伴いますが、「転職活動」は完全にノーリスクです。
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リクルートエージェント
「とても使いやすい!」の言葉に尽きます。案件数の豊富さも、サイトの見やすさもレベルが高いです。
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doda(デューダ)
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今回は以上です。
この記事が、あなたの仕事や人生に少しでもお役に立てたらうれしいです。
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