というお悩みを解決します。
わたしは、NFTクリエイターであり、またNFT投資家 兼 コレクターとして活動しています。
この記事では、NFTを現金化する手順を紹介します。
NFTの取引(売買)は、仮想通貨をもちいて行われます。
そのため、NFTを売却して得た利益を確定させるには、仮想通貨を日本円に換金する手順が必要になります。
この記事では、NFTを売却し入手した仮想通貨を日本円に現金化するまでの手順を解説します。
画像つきで丁寧に解説しています。
そのためはじめての方でも、そのままマネして作業するだけで、かならずNFTを売却できるようになるはずです。
賢くお得に売却するコツや、高い手数料を払わなくて済むよう注意すべき点も紹介しています。
いますぐ手持ちのNFTを売ってみたい方も、将来的にNFTをはじめたいけど迷っている方も、ぜひ参考にしてみてくださいね!
NFTのはじめ方
NFTは現金化できる?
まずは「NFTは現金化できる?」という疑問にお答えします。
結論、「NFTは現金化できます」。
他人がつくったNFTを購入して転売すれば、代金として仮想通貨が手に入ります。
その仮想通貨を日本円や米国ドルなどの法定通貨に換金することで、現金化することができます。
またNFTは自分でつくることも可能です。
自分で制作したNFTアート作品を販売すれば、売上金として仮想通貨を受け取れます。
こちらを換金して、現金を手に入れることができます。
NFTはイラストのかわいさや美しさを楽しむアートの側面にくわえて金銭的価値をもつため、投資対象としての側面ももっています。
NFTを購入・売却したり制作して販売することで、お金を稼ぐこともできるのです。
参考①
NFTを自分で制作して販売する方法は、以下『OpenSeaでNFTアートを出品・販売する方法』で解説しています。
初心者でもかんたんなので、興味ある方はぜひトライしてみてください。
OpenSeaでNFTアートを出品・販売する方法|初心者でもかんたん!
続きを見る
参考②
NFTでお金を稼ぐ方法は、さまざまあります。
以下『NFTの稼ぎ方4選』では、NFTをつかったおもな稼ぎ方を4つ紹介しています。
NFTで稼ぎたい方は、ぜひお読みください。
NFTの稼ぎ方4選|投資・販売・ゲーム・ブログで稼ぐ方法を徹底解説
続きを見る
NFTを現金化する手順
NFTを現金化する手順は、以下のとおりです。
現金化の手順
- NFTを売却
- イーサを取引所に送金
- イーサを日本円に換金
- 日本円を出金
順番に解説しますね!
※このあと、世界最大級のNFT取引サイト「OpenSea」と日本最大手の仮想通貨取引「コインチェック」を利用した場合を例に解説をすすめていきます。
手順①:NFTを売却
まずは、手持ちのNFTを売却します。
OpenSeaでのNFT売却手順は、以下のとおり3種類あります。
3つの売却方法
- 固定価格(Fixed Price)
- オファー受付(Offer)
- オークション(Timed Auction)
今回は、なかでももっともシンプルでスタンダードな「固定価格での販売」手順をご案内します。
※ほかの販売手順については関連記事『OpenSeaでNFTを転売する手順|3つの販売方法を解説』を参照ください。
固定価格販売とは、こちらが売りたい価格を決定して、購入希望者を募る方法です。
「この値段で売ります!買いたい人は連絡ください!!」ということです。
まずは、売りたいNFTのページに移動します。
OpenSeaの公式サイトに移動したあと、画面右上の「Login」または「人物マーク」をタップします。
ウォレット選択の小ウィンドウが開きます。
お持ちのウォレットを選択し、パスワードを入力してロック解除します。
ウォレット残高とアイコンが表示されれば、ウォレット接続完了です。
アイコンマークをタップ、またはアイコンマークにカーソルをあわせて表示される「Profile」を選択してタップします。
「Collected」タブのなかに、保有しているNFTが入っています。
そのなかで、売りたいNFTを選択してタップします。
作品の個別ページに移動したら、「List for sale」ボタンをタップします。
デフォルトで「Fixed price」(固定価格)が選択されているので、そのまま「変更なし」ですすめます。
「Starting price」欄に、売りたい価格を入力します。
「Duration」は、販売期間です。
この期限内に購入希望者があらわれなかった場合、出品情報はいったんリセットされます。
オプションとして、特定の購入者を予約することが可能です。
「More options」から「Reverve for specific buyer」をオンにして、予約者のウォレットアドレスを入力すればOKです。
友人・知人のほか、SNS等を通じて売る約束をした人に確実にお渡しするために活用されているオプションです。
不要ならスキップしてOKです。
金額を確認したら「Complete listing」ボタンをタップします。
「OpenSea fee」は、OpenSeaに支払う販売手数料です。1回あたり、作品代金の2.5%と決まっています。
「Creator earnings」は、作品を制作したクリエイターに支払うロイヤリティ費用です。最大10%で、クリエイターが任意で設定しているものです。
作品の販売代金から上記2つの費用が引かれたお金が、最終的に手元に残ります。
最大で合計12.5%が天引きされるので、値付けの際には注意が必要です。
ウォレットが自動起動します。
ガス代を確認したら「確認」ボタンをタップします。
売却するアイテムによっては、以下のような警告文が出ることもあります。
内容をよく読み、問題なければ「承認」ボタンをタップして大丈夫です。
署名のリクエストの画面は、バーを下に引き下げて全文を閲覧後に「署名」ボタンがタップできるようになります。
以下の画面が表示されたら、無事に出品は完了です。
これで、固定価格販売の出品手続きは完了です。
購入希望者があらわれたら、そのオファーを承諾すれば売却手続き完了です。
参考
NFTの転売手順は、以下『OpenSeaでNFTを転売する手順|3つの販売方法を解説』でもくわしく解説しています。
OpenSeaでNFTを転売する手順|3つの販売方法を解説
続きを見る
手順②:イーサを取引所に送金
無事にNFTが売却できたら、売却代金はウォレットに自動的に入金されます。
即時、自動反映されます。
ウォレットはさまざまなものがありますが、もっともおすすめは「MetaMask」(メタマスク)です。
イーサリアムの公式ウォレットであり、世界中のNFT取引をする人たちに愛用されている、もっとも有名なウォレットだからです。
参考
ウォレットに入金されたお金は、仮想通貨の状態になっています。
これを日本円という法定通貨に両替(現金化)するため、まずは仮想通貨を「両替」できる取引所に送金する必要があります。
仮想通貨ETHをメタマスク(ウォレット)からコインチェック(仮想通貨取引所)に送金する手順は、以下のとおりです。
ETHを送金する手順
- 送金先のアドレスをコピー
- 送金情報を入力
- 送金結果を確認
順番にみていきましょう!
このあと、実際のスマホ画面をつかって説明していきます!
※手順はPCなど他の端末を使用の際でも同様ですので、PCやタブレットで作業する方も参考にしてください。
送金先のアドレスをコピー
はじめに、送金先のアドレスを取得します。
コインチェックのスマホアプリを起動します。
「ウォレット」→「ETH(イーサリアム)」の順にタップします。
「受取」ボタンをタップします。
受取に必要なアドレスが表示されます。
コピーのマーク(以下の赤丸部分)をタップして、アドレスをコピーします。
送金情報を入力
つづいて、メタマスクのアプリを起動します。
下段にある上下矢印マークをタップします。
下からメニューが出てきますので「送信」を選択します。
送信先アドレスを入力します。
ここで、はじめにコピペしておいたコインチェックの受取アドレスを貼り付けます。
「このアドレスをアドレス帳に追加」をタップすると、送信先の名称を自由につけることができます。
「コインチェックのイーサ受取用アドレス」など、自分にとってわかりやすい名前をつけておけばOKです。
つづいて、今回送金したい金額を入力します。
入力完了後は「次へ」をタップしてください。
ガス代の確認画面になります。
問題なければ「送信」ボタンをタップします。
処理中には、以下の画面表示が出ます。
数秒待ったら、送金処理は完了です。
送金結果を確認
メタマスクのウォレット残高が、今回送金した金額が差し引かれた金額になっていればOKです。
コインチェック側でも確認をしましょう。
コインチェックのアプリを起動します。
トップページより、下段の「ウォレット」→「ETH(イーサリアム)」の順にタップして、残高を確認します。
送金した金額ぶんだけ増えていればOKです。
その合計額の0.04091ETHになっているのでOKですね。
なお、コインチェック側での受取の反映には、少々時間がかかる場合があります。(わたしの場合、30分ほど待ちました)
処理完了後は即時、スマホアプリの「取引履歴」に反映されますので、お急ぎの方はこちらをこまめにチェックするとよいでしょう。
これで、ウォレット(メタマスク)からコインチェックへの送金は、無事に完了です。
関連
くわしい手順は関連記事『仮想通貨ETHをメタマスクからコインチェックに送金する手順』でも解説しています。
仮想通貨ETHをメタマスクからコインチェックに送金する手順
続きを見る
手順③:イーサを日本円に換金
つぎに、仮想通貨イーサを日本円に換金します。
コインチェックのスマホアプリ内でイーサを売却することで、イーサを日本円に換金することができます。
手順は以下のとおりです。
①画面下メニュー「販売所」をタップする、②売却したい通貨をタップする、の順に操作します。
「売却」ボタンをタップします。
売却先の通貨を選択します。
通貨アイコン(以下の赤枠部分)をタップするたびに、通貨が変更できます。
金額欄に売却する数量を入力します。
さいごに「ETHを日本円で売却」ボタンをタップすればOKです。
これで仮想通貨イーサを日本円に換金する手続きが完了です。
※ここまでの手順はコインチェック公式のヘルプセンターページに記載があります。
手順④:日本円を出金
さいごに、日本円を銀行口座宛てに出金します。
画面下メニューで「ウォレット」→「JPY(日本円)」の順にタップします。
残高画面で「出金」をタップします。
出金申請画面中の出金口座下にある「選択」をタップします。
出金先の銀行口座を登録する手順
※すでに登録済みの方は、「登録済みの銀行口座に出金する手順」におすすみください。
(リンクをタップして該当箇所にジャンプできます)
「出金口座を追加」をタップします。
出金先として希望する銀行口座の情報を入力します。
メモ:登録の際の注意事項
- 口座は本人名義に限ります
- セイとメイの間には「スペース」を入れてください
- 口座番号が6桁以下の場合は、先頭に「0」を入力して7桁に合わせてください
(6桁の場合、先頭に「0」、5桁の場合は「00」を入力)
すべての内容を入力後「登録する」をタップすると、登録電話番号宛てにSMSが送付され、「SMS認証」の入力画面が表示されます。
登録済み電話番号宛てに送付されたSMSを確認します。
「SMS認証」の入力欄に、6桁の数字を入力後にテンキー右上の「完了」をタップしてください。
銀行口座が登録されました。
登録済みの銀行口座に出金する手順
表示される銀行口座の中から、出金に利用したい銀行口座をタップします。
その後、出金額欄をタップし、金額を入力したのち「出金申請」ボタンをタップします。
「出金申請」をタップすると「ご確認ください」のダイアログが表示されます。
内容に問題がない場合は、「出金申請する」をタップしてください。
2段階認証の認証コードの入力を求められるので、コインチェックに設定している認証アプリに表示された6桁の数字を入力します。
以上で出金手続きは完了です。
銀行口座へ振り込まれるまで待ちましょう。
メモ:出金の反映タイミング
銀行口座への反映は、出金申請を行うタイミングによって異なります。
原則として、以下のとおりです。
- 銀行営業日の午前9時までに申請した場合:通常、申請日当日(ないしは、翌銀行営業日以内)
- 銀行営業日の午前9時以降に申請した場合:通常、申請日の翌銀行営業日(ないしは、2銀行営業日以内)
※参照:コインチェック公式サイト
出金先に指定した金融機関の状況によっては、口座への着金に上記の時間以上を要する場合があります。
万が一、数日たっても反映されない場合には、銀行に問い合わせしましょう。
これで出金手続き完了です!
あとは出金先の銀行口座に入金が反映されるのを待ちましょう。
以上、NFTを現金化する手順の解説でした。
さいごに
この記事でお伝えのとおり、NFTは現金化できます。
価値の高いNFTを入手後、売却に成功すれば、その差額でお金を稼ぐことが可能です。
また、自分で制作したNFTを販売してお金を稼ぐこともできます。
NFTをはじめる(購入する)手順は、以下のとおりです。
ポイント
- 仮想通貨取引所でイーサを買う
- メタマスクを作成する
- イーサをメタマスクに送る
- オープンシーでNFTを買う
必要な費用は、購入代金の元手となる仮想通貨イーサの代金と、手続き中に必要な少額のガス代だけです。
仮想通貨取引所の口座開設は無料、メタマスクのインストールも無料だからです。
初心者ならまず数千~1万円程度からはじめるとよいでしょう。
NFTでお金を稼ぎたい方は、ぜひお試しください。
NFTをはじめる(購入する)手順は、以下『NFTの買い方|OpenSea(オープンシー)でのNFT購入方法を解説』をお読みください。
NFTの買い方|OpenSea(オープンシー)でのNFT購入方法を解説
続きを見る
参考
NFTをはじめるなら、世界最大級のNFT取引サイト「OpenSea」を利用するのがおすすめです。
OpenSeaでは世界中のNFTを売買可能だからです。
はじめてOpenSeaをつかう方は、以下の『OpenSeaの始め方・使い方』が役立つはずです。ぜひ参考にしてください。
OpenSeaの始め方・使い方(登録~出品・購入)【完全ガイド】
続きを見る
今回は以上です。
この記事が、あなたのお役に立てば幸いです。
NFTをはじめるには仮想通貨口座が必要です。
まだの方は早めにつくっておきましょう。
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