というお悩みを解決します。
こんにちは!
本記事の筆者・こばんは、NFTクリエイター 兼 投資家として活動しながら当メディアを運営している「NFTの専門家」です。
(筆者・こばんのTwitterアカウントはこちら)
この記事では、ビットコインNFT(Ordinals/オーディナルズ)の特徴と歴史を解説します。
はじめてビットコインNFTを学ぶ方のために、専門用語をなるべく使わずにやさしくお伝えします。
これからビットコインNFTをはじめたい方は、ぜひこの記事をさいごまで読んでビットコインNFTについての理解を深めてくださいね!
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ビットコインNFT(Ordinals/オーディナルズ)の特徴
ビットコインNFT(Ordinals/オーディナルズ)の特徴は、おもに以下の5つです。
ビットコインNFTの特徴
- フルオンチェーン
- インスクライブ費用がかかる
- 高度な機能は作り込めない
- ロイヤリティ徴収が難しい
- 取引できるサイトが限られる
このあと、解説しますね!
特徴①:フルオンチェーン
ビットコインNFTの特徴の1つ目は、「フルオンチェーン」であることです。
フルオンチェーンとは、NFTのデータがすべてブロックチェーンにのっている状態を指します。
2023年時点の現在、主流なNFTの多くはそのデータがすべてブロックチェーンにのっているわけではありません。
なぜなら、ブロックチェーンは容量の制限が厳しく、大容量のデータを保存することが難しいからです。
そのため、大半のNFTにおいては画像や動画を「ブロックチェーン以外のサーバー」にアップロードし、そのデータをNFT経由で読み込ませるといった表現方法が採用されています。
大容量データを扱えるというメリットがある一方で、外部のサーバーにデータが置いてあるため、そのデータが消えてしまうとNFTの画像や動画も消えてしまうというデメリット(リスク)があります。
一方でビットコインNFTは、完全にフルオンチェーンです。
外部のサーバーは原則的に利用していません。
そのためビットコインチェーンが動き続けるかぎり、未来永劫そのNFTは消えることがないのです。
なおイーサリアムでもフルオンチェーンNFTを作ることは可能ですが、特別なスマートコントラクトを用意する必要があるため決して気軽に作れるものとはいえません。
ビットコインNFTの魅力のひとつは、永久に消えることのない「フルオンチェーン」にあるのです。
特徴②:インスクライブ費用がかかる
ビットコインNFTの特徴の2つ目は、「インスクライブ費用がかかる」ことです。
インスクライブ(Inscribe)とは「刻む」を意味する英単語で、ビットコインNFTの作品データをチェーンに記録する(=データを刻む)ことを指します。
ビットコインNFTをつくるときには必ずこの「インスクライブ」の工程が必要で、データをNFT化することを「インスクリプション」(Inscription)ともいいます。
この、チェーンにデータを刻む工程には、一定の費用がかかります。
データの容量にもよりますが、大きなデータを刻む場合は1作品NFTあたり1万円以上かかることもあります。
この費用はデータ量によって変動し、比較的軽い画像データの場合は数百円で刻むこともできます。
このインスクライブ費用の問題があるため、ビットコインチェーンでは比較的低容量で表現できる「ドット絵」が好まれる傾向があります。
ドット絵のクリエイターの方は、ビットコインNFTと相性がいいといえるでしょう。
特徴③:高度な機能は作り込めない
ビットコインNFTの特徴の3つ目は、「高度な機能は作り込めない」ということです。
これまで広く普及してきたイーサリアムのNFTは、プログラムを記述することが可能になっています。
そのため、複雑な機能を実装することも可能です。
※参考記事:『NFTアートは買ってどうする?の疑問を解決|NFTの使い道10選』
一方のビットコインNFTは、非常にシンプルな仕組みになっています。
そのため、高度な機能を作り込むことが困難なのです。
ビットコインNFTにはプログラムを記述することが難しく、たとえばブロックチェーンゲームやDeFiのような複雑な機能を実装することは難しいです。
もちろん将来的には技術開発がすすみ、ビットコインNFTにも高度なプログラムを記述できるようになる可能性はあります。
ただ現状を見ると、NFTを通してなんらかの機能を提供したいのなら、イーサリアムやポリゴンなどすでにプログラムを記述できるブロックチェーンで展開するほうがよいといえるでしょう。
特徴④:ロイヤリティ徴収が難しい
ビットコインNFTの特徴の4つ目は、「ロイヤリティ徴収が難しい」ということです。
先ほどの特徴③でお伝えのとおり、ビットコインNFTには高度な機能を組み込むことが難しいです。
そのため、イーサリアム版のNFTでは一般的な「ロイヤリティ」のしくみが実装しにくいのです。
イーサリム版のNFTでは、作品が転売されるたびに取引代金の一部がロイヤリティ収入としてクリエイターに入金されます。
そのため、初期販売後も継続的に収入を得るしくみがつくれるメリットがあります。
しかしビットコインNFTでは、このロイヤリティ収入がないため、基本的には初期販売の代金だけがクリエイターの収入源となります。
継続してマネタイズするには、追加で作品をつくって出品し続ける必要があるのです。
このようにビットコインNFTは、クリエイターの稼ぎ方にも従来とは異なる特徴がみられるのです。
特徴⑤:取引できるサイトが限られる
さいごの特徴は、「取引できるサイトが限られる」ということです。
現在もっとも普及しているイーサリアム版のNFTは、世界最大の取引サイト「OpenSea」(オープン・シー)をはじめ数多くのマーケットプレイス(NFTの取引サイト)で売買が可能です。
(画像引用元:オープン・シー公式サイト)
※OpenSeaの利用方法(アカウント登録から、買い方・売り方など)は、参考記事『OpenSeaの始め方・使い方(登録~出品・購入)【完全ガイド】』を参照ください。
しかしビットコインNFTを取り扱っているマーケットプレイスはまだ少なく、限られたサイトでしか売買ができません。
その中で現在もっともビットコインNFTが盛んに取引されているサイトは「Magic Eden」(マジック・エデン)です。
(画像引用元:マジック・エデン公式サイト)
「Magic Eden」はいち早くビットコインNFTの取り扱い強化に舵を切ったため、世界中からたくさんの作品が出品されています。
はじめてビットコインNFTを買うなら、まずは「Magic Eden」のサイトをのぞいてみることをおすすめします。
Magic Edenでビットコインを買う方法は、以下『ビットコインNFT「Ordinals」(オーディナルズ)の買い方|Magic EdenでのNFT購入方法を解説』を参考にしてください。
ビットコインNFT「Ordinals」(オーディナルズ)の買い方|Magic EdenでのNFT購入方法を解説
続きを見る
参考
Magic Edenで販売されている人気のビットコインNFTは、以下『人気のビットコインNFT(Ordinals)コレクション3選』で紹介しています。
人気のビットコインNFT(Ordinals)コレクション3選
続きを見る
はじめてのビットコインNFT探しの参考にしてくださいね♪
以上、NFT(Ordinals/オーディナルズ)のおもな特徴(5つ)の解説でした。
ビットコインNFT(Ordinals/オーディナルズ)の歴史
ビットコインNFTのアイデア自体は、実はとっても古いです。
それは1993年、なんと約30年前にまで遡ります。 ※2023年現在
アイデアの登場は30年前
ビットコインの初期の開発者の1人であるハル・フィニー氏は、
ビットコインの技術を使えば
1点1点が識別可能な
トレーディングカードが作れるよね。
というアイデアを提案しました。
参考資料:『30年以上前、ハル・フィニーはNFTのコンセプトをどう考えていたか』(英文)
なおハル・フィニー氏は「ビットコインの生みの親である、サトシ・ナカモトの正体では?」という説もある人物です。
このアイデア自体は結局のところ、長い間実現されることはありませんでした。
そして、より高度なプログラムが作れるイーサリアムチェーンでNFT市場が形成されることになりました。
イーサリアムでNFTが作られはじめたのは、2017年頃です。
ハル・フィニー氏のアイデアは、25年以上も世界を先んじていたのですね。
アイデアが実現したのは2023年
そして現在、2023年1月になって、ついにビットコインNFTは誕生しました。
現在利用されているビットコインNFTは「Ordinals(オーディナルズ)」と呼ばれる仕組み(プロトコル)で実装されています。
この仕組みは、2023年1月にエンジニアのケイシー・ロダーマー氏が提案したものです。
参考記事:『オーディナルズのしくみ』(英文)
Ordinalsのプロトコルは、ビットコインの可能性を拡張する画期的な提案として急速に支持を得ました。
そして現在も盛んに開発が進められています。
このOrdinalsは、ビットコインのアップデートの結果として生まれたものでもあります。
具体的には、2021年11月の「Taproot(タップルート)」と呼ばれるアップデートの結果、Ordinalsの実装が可能になりました。
つまるところ、ハル・フィニー氏が生きていた時代には技術的にはまだ実装が難しいものを後世の技術者たちが実現したというわけです。
なお、このOrdinalsに対しては一部、否定的な意見もあります。
それは、「ビットコインは決済を目的に開発されたものであり、NFTなどに活用の幅を広げるべきものではない」という考えです。
さまざまな意見があるなかで日々技術革新がすすみ、やっと今日(こんにち)生み出されたのがビットコインNFT(Ordinals/オーディナルズ)なのです。
さいごに(ビットコインNFTの買い方)
さいごに、ビットコインNFT(Ordinals/オーディナルズ)の買い方をご案内します。
はじめてビットコインNFTを買う方は、以下の4ステップですすめてください。
ビットコインNFTの買い方
- 仮想通貨口座の開設(無料)
- ウォレットを作成(無料)
- ビットコインをウォレットに送金
- マーケットプレイスでNFTを購入
仮想通貨口座の開設とウォレットの作成まで(上記1~2)は無料です。
まだ迷っている方も、とりあえず今のうちに無料のところまでは済ませておくとよいでしょう。
なお、上記の流れを言い換えると、
- お金を「両替」する
- 「お財布」を準備する
- お金を「お財布」に入れる
- 「デパート」で商品を買う
ということです。
普段のお買い物と変わりなく、これからはじめてNFTを買う人にとっても決してむずかしくありません。
NFT未経験者や初心者の方でもできるよう、以下『ビットコインNFTの買い方|Magic EdenでのNFT購入方法を解説』ではビットコインNFTの買い方の流れをすべて解説しています。
ビットコインNFT「Ordinals」(オーディナルズ)の買い方|Magic EdenでのNFT購入方法を解説
続きを見る
少しでも興味のある方は、ぜひビットコインNFTを入手してみてくださいね。
今回は以上です。
上手なNFTのはじめ方
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