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副業・お金・読書

開業前に忘れずにやるべき4つのこと|節税対策と生活に困らないコツ

個人事業主になる!と決心した。

だけど、何から準備すれば良い?

開業前にやっておいた方が良いことがあれば教えてほしい。

こんな悩みを解決します。

 

この記事では、個人事業主が開業届を出す前にやっておくべき4つのことを紹介します。

それは、

開業届を出す前にやるべきこと

  1. レシートや領収書を保管する
  2. クレジットカードを作る
  3. 引越の予定がある場合は契約する
  4. 名刺を作る

です。

 

このあと、この4つのことをやるべき理由をやさしく解説します。

個人事業主やフリーランスとして独立して活躍したい方は、ぜひ参考にしてください。

 

この記事の信頼性

この記事の著者「こばん」は、簿記FP技能士の資格を持つ "会計とお金の専門家" です。

複数メディアで節約や節税、資産運用に関する情報発信をしています。

詳しいプロフィールはこちらで確認できます。

 

開業前に忘れずにやるべき4つのこと

開業前にやるべきこと①:レシートや領収書を保管する

まず1つ目は、レシートや領収書をひたすら集めて保管することです。

 

なぜなら、開業前に使った費用は後日、「開業費」として確定申告に反映できるからです。

経費として計上できるので、その分、節税ができるのです。

 

そもそも「経費」って何?

どうしてそれが節税になるの???

という方は、まず以下の記事をお読みください。

個人事業主の節税対策|30の事例でわかる経費計上できる費用科目

続きを見る

 

開業費の範囲

開業費の適用範囲は広く、「開業の準備にかかったもの」を証明できれば基本的にすべて認められます。

開業費の例

  • 開業のためのセミナー参加費用
  • 調査のための旅費、ガソリン代
  • 通信費用
  • 打ち合わせ費用
  • 関係先への手土産
  • 開業までの借入金利子
  • 広告宣伝費
  • パソコン購入費用

これらの費用は会計上、経費ではなく「繰延資産」という資産として扱われます。

繰延資産は初年度にいったん資産として計上してから、それ以降、経費に計上(償却)していきます。

 

つまり開業費は、複数年にわたって節税効果を生むのです。

できるものは全額計上しないと、もったいないです。

 

ただし、10万円以上で購入したものは「固定資産」扱いになったり、仕入れ代金が「売上原価」扱いになったりと、例外も存在します。

後日戻ってくる「敷金」や、お礼として払う「礼金」も、開業費に含めることはできませんので注意しましょう。

 

開業費の対象期間はいつからいつまで?

開業費の対象期間は、決まっていません。

 

開業費かどうかを判断する基準は、「開業のために支出したものかどうか」という点だけです。

理論上、開業のために支出した費用なら、何年前のものでも開業費にすることができます。

 

しかし実務上は、何年も前のものを開業費にすることはあまりありません。

開業前の1~2年程度に掛かった費用が対象となる場合がほとんどです。

それらの費用が開業のためにかかった費用だと証明できるように、レシートや領収書を保管しておきましょう。

 

参考

開業費のレシートや領収書は、たくさんあると帳簿付け作業がとても大変です。

そんなときは、会計ソフトの導入を検討しましょう。

会計ソフトなら、PC画面で「開業費」の勘定科目を選択してデータ入力するだけで、帳簿付けは完了です。

会計ソフトを選ぶなら、以下の記事を参考にしてください。

個人事業主のための会計ソフト3選|選び方のポイント3つを解説

続きを見る

こばん
開業後に毎年の確定申告や決算で使うことを想定して、いまのうちに会計ソフトの操作方法に慣れておくと良いです。

なお会計ソフト導入費用は「消耗品費」として経費計上できるので、節税効果もあります。

 

開業前にやるべきこと②:クレジットカードを作る

2つ目は、クレジットカードを作っておくことです。

 

会社員の方が個人事業主やフリーランスになると、外部機関からの信用が著しく下がります。

そのため、諸々の審査が通りにくくなります。

こばん
脱サラ直後、これまで自分がいかに会社の看板で生活していたかを痛感するポイントです。

 

その代表的な例が、クレジットカード審査なのです。

独立直後にクレジットカードを新規作成しようとしても、思い通りに作れない可能性が高いです。

 

持っておきたいカードがあるなら、会社を退職する前に作っておきましょう。

 

開業前にやるべきこと③:引越の予定がある場合は契約する

3つ目は、引越の予定があるなら契約しておくことです。

 

理由は先ほどのやるべきこと②(クレジットカードを作る)での説明と同じです。

独立直後は外部機関からの信用が著しく下がり、諸々の契約がうまく進まなくなります。

 

自宅の賃貸契約または購入の際のローン審査で、ストップが掛かったりたくさんの提出資料を求められる可能性があります。

こういった面倒を無くすためには、会社員のうちに引越しておくのが吉です。

 

引越予定があるなら、会社員を退職する前にしましょう。

こばん
クレジットカードと引越は、あなたと家族の生活に直結します。

あとから困らないよう、計画的に手続きを進めておきましょう。

 

開業前にやるべきこと④:名刺を作る

さいごの4つ目は、名刺を作っておくことです。

 

社名や肩書など、名刺に記載することが決まっていない方は、無理に作成する必要はありません。

しかし上記のことがある程度決まっているなら、開業前に名刺作成を済ませておくのがおすすめです。

 

理由は2点です。

1つ目の理由は、名刺作成費用も「開業費」に含められるからです。

後々、確定申告に反映させて節税できるので、作っておいて損はないです。

 

2つ目の理由は、受注チャンスを逃さないためです。

独立後は想定以上に忙しく、開業後、名刺を作らないまま数か月経ってしまう方も珍しくありません。

そんな中、見込み客と会えるチャンスが巡ってきて急遽名刺を作ろうと思っても、大抵の場合は間に合いません。

こんなことで仕事を受注するチャンスロスをしないよう、名刺などの備品類は開業前に準備しておくと良いです。

こばん
名刺の作成については、そもそもの必要性を吟味しましょう。

ネットビジネスなど非対面での仕事なら、名刺は不要な場合も多いです。

 

さいごに(おすすめ本の紹介)

この記事で紹介した4つのこと、

開業届を出す前にやるべきこと

  1. レシートや領収書を保管する
  2. クレジットカードを作る
  3. 引越の予定がある場合は契約する
  4. 名刺を作る

をやることで、他の開業する人たちより1歩進んだ有利な状態からスタートできます。

こういったことは、知っている人だけが得をするものなのです。

 

独立して個人で商売をしていくなら、どんどん自分から情報を獲りに行くようにしましょう。

使える情報を仕入れるのも仕事のうちです。

 

とはいえ、

そうはいっても、何からどうやって情報収集すれば良いかわからない...(泣)

という方もいると思うので、おすすめ本を紹介します。

>>>この本をKindle版(電子書籍)で読む 

※Kindle版ならダウンロードして今すぐ読めます

 

著者は税理士の大河内薫さんです。

この1冊の中に、会社員が個人事業主やフリーランスとして独立するときに知っておくべき知識がギュッと詰まっています。

会社員との働き方の違いから節税のテクニックまで、詳しく理解できます。

 

ストーリー展開はマンガで読めるので、難しい専門用語に身構える必要もありません。

気楽に読めて必要な知識が身に付くので、開業前にはぜひ読んでみることをおすすめします。

 

今回は以上です。

 

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  • この記事を書いた人

こばん

【経歴】横浜国大卒▶︎食品会社に勤務▶︎2021年3月より副業で当ブログの運営開始|NFTクリエイター 兼 NFT情報メディア運営責任者として、当サイトおよびX(旧・Twitter)などで情報発信中|妻&娘2人と東京で暮らす39歳男性です

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