こんな悩みを解決してくれる本を紹介します。
ちきりんさんの『自分のアタマで考えよう 知識にだまされない思考の技術』です。
この本では、
- 「知る」と「考える」との違い
- 正しく「考える」方法
- 思考の生産性を上げるテクニック
などが、わかりやすい文章で書かれています。
この本を読めば、自分のアタマで深く考える方法論が学べるはずです。
第一線で活躍する経営者や研究者も絶賛の1冊です。
ビジネスで成功したいなら、この本で頭を鍛えることを勧めたい。
(元・ライフネット生命保険社長 出口治明 氏)
思考体力を鍛えたいすべての学生に。
東大では教えてくれない、これからを生き抜く術。
(東京大学医学系研究科教授 渋谷健司 氏)
このあと本書の魅力(わたしの印象に残ったポイント)を紹介します。
ぜひ最後まで目を通し、買うかどうかの判断材料にしてください。
ちきりんさんとは?
(画像引用元:ちきりんさんの公式Twitter)
著者の「ちきりん」さんは、
- 関西出身
- バブル期に証券会社に就職し、その後、米国への大学院留学を経て、外資系企業にて勤務
- 2011年から文筆活動に専念
という経歴をお持ちで、「ゆるく考え、心地よく暮らし、自由に生きる」がモットーの、超人気・社会派ブロガーです。
「CHIKIRINの日記」:
https://chikirin.hatenablog.com/
わたしが印象に残ったポイント
ここから、本書の魅力(わたしが印象に残ったポイント)を3つだけ紹介します。
「情報」と「思考」のバランスが大切
「情報」とは、「知る」こと。知識を仕入れることです。
「思考」とは、仕入れた情報をもとに、自分のアタマで「考える」ことです。
本書では、この2つのバランスが大切だといいます。
人間は考えているようで、実は考えていないことが多いそうです。
考えているつもりになっているけど、本当は、昔に仕入れた知識をひっぱり出してきて「後付け」で理由をくっつけていることが、ままあるのです。
これでは、どんな新しい情報に接しても、新しい発想は生まれません。
本書では、見聞きした情報に対して、
- なぜ?(理由を考える)
- だから、何なの?(今後どうなるかを考える)
ことで、自分のアタマで考える力が付くと解説しています。
誰でも日々、会社や学校、新聞・TVなどを通して新しい情報に接しています。
毎日の生活の中で「なぜ?」「だから、何なの?」と考えるクセをつけるだけで、"自分のアタマで考える力" が鍛えられるはずです。
シンプルな基準を持つと、決断がかんたんになる
本書では「決められないのは選択肢が多いからでなく、判断基準が多いから」だと喝破しています。
婚活、企業の採用、国の政策決定もすべて同じです。
優先順位をハッキリさせて判断基準を絞っておくと、たくさんの選択肢の中から自分が大切なものを選びやすくなります。
つまり、シンプルな基準を持つと、決断がかんたんになるのです。
これもまた、実生活にすぐに取り入れられる考え方ですね。
自分のアタマで考えると、自分の人生が楽しくなる
さいごは、自分のアタマで考えることは、人生を楽しく豊かにする、ということです。
なぜなら自分のアタマで考えれば、自分なりの判断基準や視点(本書では "フィルター" と呼ぶ)を持てるようになります。
自分なりの判断基準や視点があれば、自分の価値観にあった職場や私生活の環境を選択できるようになります。
そして自分の価値観にあう環境で生活できれば、人生は楽しく豊かになるはずだからです!
本書ではこれを、ビジネスの世界になぞらえて「ゲームのルールを変える」という表現で解説しています。
ある企業が従来とは異なる競争要因(性能・価格・デザインなど)に着目して市場シェアを大きく変えることを「ゲームのルールを変える」と言いますが、人生も同じことが言えます。
自分のアタマで考えて「自分だけの答え」を持てば、自分のルールで人生を歩むことができるのです。
他人から押し付けられたルールで生きるのでなく、自分のルールを持って人生を謳歌しよう!
そんな前向きなキモチにもしてくれる1冊でもあります。
以上が、わたしがお伝えしたい本書の魅力(3点)です。
ここまでの内容に興味を持ち、「もっと詳しく学びたい!」という方は、ぜひ本書を購入して読んでみてください。
以下から購入できます。(帯にある通り、本当に「目からウロコ」の情報が満載です)
今回は以上です。
”そんじゃーね!”
あわせて読みたい
ちきりんさんの本は、以下もおすすめです。
【書評】『マーケット感覚を身につけよう』(ちきりん 著)
続きを見る
\ この記事が気に入ったらフォロー /