コツや注意点があるなら、知っておきたい。
こんな悩みを解決します。
この記事ではクリック率が高まるブログ記事タイトルの付け方を紹介します。
具体的な方法を、
- 基本編:6個
- 応用編:9個
の合計15個紹介します。
どれも今日からすぐに使えるものばかりですので、読んだ後は実際に使ってみてください。
ブログ記事のクリック率を上げて、読者を増やして稼ぎたい方は、ぜひ最後まで読んでみてください。
クリック率が高まるブログ記事タイトルの付け方(基本編:6個)
まずは基本編として、初心者でも押さえておきたい基礎的なポイントを6個紹介します。
即効性を伝える
1つ目は、即効性を伝えることです。
人間は辛くて苦しいことが長く続くのがイヤです。
読者は、なるべく早く、楽(らく)してメリットを得たいと願っているのです。
だから、即効性を求めます。
- 1日たった10分、○○すれば痩せられる
- 毎日1時間だけの学習で、プログラミングをマスターできます
と、短い時間で効き目を実感できることを期待させるタイトルには、食い付きます。
具体的な数字を入れる
2つ目は、具体的な数字を入れることです。
数字が入ると、読者がイメージを膨らませやすい効果があります。
- 「副業するメリットを教えます」より、「副業するメリットを10個教えます」
- 「売上が上がる方法」より、「売上が30%上がる方法」
と、数字が入っている方が、効果の程度や規模を想像しやすいのです。
数字は、効果への期待を高めます。
そして効果への期待が高いと、クリック率は上がります。
意外性をもたせる
3つ目は、意外性をもたせることです。
読者は毎日の単調な生活の中に、「驚き」という刺激を求めています。
意外なことにびっくりするという「ワクワク感」を楽しみたいのです。
- 食事制限なしで5kgやせられる
- 通学せず完全リモートでMBA資格が取得できる
など、常識的・一般的には「○○しないと、~は達成できない」と思っていたことが、実は「○○しなくてOK」だと意外性を感じたときに興味がわいてくるのです。
意外性は興味を喚起します。
そして読者は興味ある記事をクリックします。
理由を入れる
4つ目は、理由を入れることです。
人間はすべてのことに「因果関係」を求めるものです。
読者は、1つの結果が生まれるには必ず対応する1つの原因があると考えます。
そして、原因と結果の関係を結び付けて、頭の中をすっきりさせたいと思うのです。
だから、
- ○○する理由
- なぜ、○○すべきなのか?
といったタイトルは目をひきます。
結果を知っている読者は、それに対応する原因も知りたくなるからです。
「理由」や「なぜ」は、読者の知的欲求を呼び起こすマジックワードなのです。
指示語を入れる
5つ目は、指示語を入れることです。
指示語とは「これ」や「そこ」など、小学校では「こ・そ・あ・ど言葉」と教えられることもあるものです。
タイトルに指示語だけあると、その先が気になります。
- 「これ」だけやれば、絶対に稼げます
- キレイな人が毎朝している習慣は「あれ」だった
と書かれていると、「これ」や「あれ」の中身を知りたくなるのです。
タイトルにある指示語は、記事本文への誘導役になります。
ベネフィットを明確にする
6つ目は、読者のベネフィットを明確にすることです。
ベネフィットとは、読者にとってどんな得があるのか?という便益のことです。
- 聞き流すだけで、英会話がマスターできる
- 1日10分の筋トレで、腹筋が割れた身体になれる
といった、手に入れられる「結果」(効果や状態)を想像できると、読者はがぜん興味を持ちます。
そもそも読者がブログ記事を検索する理由は、お悩み解決です。
何かしらの悩みを解決したくて、ネット上で役に立つ情報を探しているのです。
読者に、悩みを解決した後の「結果」を見せれば必ずクリックしてもらえます。
またベネフィットを明確にしておくと、その情報を本当に欲しい人しかクリックしません。
適切な読者だけクリックして読むようになるので、
読者に「思っていたのと違った」とか「読んでみたらハズレだった」という落胆をさせずに済むというメリットもあります。
クリック率が高まるブログ記事タイトルの付け方(応用編:9個)
続いて応用編です。
先ほどの基本編(6個)と組み合わせて使うこともできます。
質問する
まずは、質問することです。
タイトルを疑問形にするのです。
- なぜあの人がキレイでいられるのか、知りたくありませんか?
- 毎晩、つい飲み過ぎてしまっていませんか?
と質問されたとき、その疑問を持っていたり、自分の状況に当てはまる人は興味を持ちます。
その疑問を解決して、理由を解明したいという欲求があるからです。
質問を投げかけられた読者は、つい答えたくなる or 答えないといけないという義務感を感じるものです。
この性質を利用しましょう。
質問すれば、振り返って対応してもらえる確率は、けっこう高いのです。
限定感を醸し出す
つぎに、限定感を醸(かも)し出すことです。
- 今だけ50%オフ
- このメールを受信したあなただけに特別価格で提供
と限定感があるものに、人間は弱いものです。
その背景には「なるべく得したい。絶対に損はしたくない!」という性質があるのです。
せっかくのチャンスを逃したくないと思うのは、人間の性(さが)です。
限定感は、読者を行動させる原動力になり得るのです。
最 "強" ワード:「無料」を入れる
続いて、「無料」や「タダ」という言葉を入れることです。
「無料」は、人に行動を起こさせるための最強ワードです。
なぜなら、先ほども触れたように、人間には「絶対に損はしたくない!」という損失回避の性質があるからです。
損失回避の法則とは?
損失回避の法則とは、2002年ノーベル経済学賞したダニエル・カーネマンらが行った実験により明らかになった、人間は「得をすること」よりも「損をしないこと」を選んでしまうという法則です。
この法則によると「人間は、利得の喜びよりも損失の痛みを2.25倍も大きく感じる」のです。
無料なら絶対に損することがないので、読者は安心できます。
その安心感が、気軽にクリックして記事を読んだりお試しサンプルを申し込んだりする行動を後押しするのです。
最 "恐" ワード:「失敗」や「損」を入れる
「失敗」や「損」というワードを入れるという方法もあります。
これも「損失回避」の性質を利用したテクニックです。
人間は損したくない生き物ですから、「失敗」や「損」、「リスク」という言葉を恐れます。
これらの言葉は、人間から最も恐れられている「最恐ワード」とも言えます。
恐い相手のことは、否が応でも気になってしまうものです。
タイトルにこれらの言葉が入っていると、どうやったらその恐怖を避けられるのか知っておきたくなるのです。
- 新規事業で失敗する5つの代表的なパターン
- わたしが仮想通貨投資で大損した経験をお話します
- 1つの会社で働き続けることのリスクをご存じですか?
といったタイトルは、その対象領域に関わる読者の興味をそそります。
恐怖心をかき立て、クリックせずにはいられなくさせる効果が期待できます。
方法論を解説する
方法論を解説することも効果的です。
もっと便利に、もっと簡単に、もっと楽しく.....。
人間は何事に対しても、つねに「より良い方法」を求め続ける生き物です。
だから、
- ○○する方法
- ○○するためのコツ
- ○○できる秘訣
といったノウハウに興味があります。
より良い方法や使えるノウハウとは、いわば「生きるための知恵」です。
より良い人生を送りたいという人間の根源的な欲求を満たすものなのです。
方法論へのニーズがなくなることは、ありません。
メリットとデメリットを明示する
メリットとデメリットを明示することも大切です。
読者がネットで情報収集するのは、何かの商品やサービスの購入有無の検討や類似商品との比較をする場合が多いです。
こんなとき、
- ○○するメリット10選
- ○○を使ってみて感じたデメリット3つを暴露します
のように、端的にメリットやデメリットを知れる記事があれば、読者は満足するはずです。
「検討」や「比較」をする検索ユーザーにとって、メリットとデメリットの情報は「ドンピシャ」なのです。
その情報があることをタイトルで知らせてあげれば、本文を読むためのクリック率は高いです。
まとめる
また、たくさんの情報を1つにまとめることも読者をよろこばせます。
いわゆる「まとめ記事」です。
たとえば、
- 東京のデートスポットまとめ10選
- 北海道に来たら必ず食べたいグルメおすすめ20店
などです。
ネットで情報を検索する人の多くは、その分野の「初心者」です。
詳しい情報を持っていないので、とりあえず「ざっくりと」「広く・浅く」知りたいというニーズを持っています。
こんな人たちに「まとめ記事」はぴったりです。
読者に複数サイトを見て回る手間を省けるメリットも提供できる「まとめ記事」は、人気が高くクリックされやすいです。
あえてターゲットを狭める
あえてターゲットを狭めるというテクニックもあります。
たとえば、
- 就活生は必見!面接で使えるテクニック
- 受験生の親御さんが知っておくべき3つのこと
です。
対象者を限定することで、ピンポイントで対象に当てはまる人からのクリック率は格段に上がることが期待できます。
しかしこれは諸刃の剣だということも理解しておきましょう。
自分が対象外だと思った人からは、まったく見向きもされなくなるからです。
特定のターゲットに絞って情報発信する場合には、とても効果的なテクニックです。
思い切ってターゲットを狭めて、濃い内容の情報を発信しましょう。
エピソードを入れる
さいごは、エピソードを入れることです。
たとえば、
- 完全未経験から始めて1年で月100万円稼げるようになったブログ運営のコツ
- 偏差値30からたった半年で国立大学合格を果たした私の習慣術
などです。
具体的なエピソードは、その記事の内容の信ぴょう性をグッと高めます。
逆に言えば、具体性のない一般論や表面的な知識だけの記事は、信頼性が乏しくクリックしてもらいにくく、もし読んでもらえてもすぐに離脱されます。
読み応えがなく、面白くないからです。
読者は、面白いストーリーや劇的なドラマを求めています。
単に知識を伝えるだけでなくエピソードを交えて伝えようとするだけで、読者の関心度は上がり、クリック率は高まるのです。
ブログ記事タイトルを付けるときの注意点
タイトルを付けるコツを知ったところで、注意点についても学んでおきましょう。
キーワードを入れること
1つ目は、検索で上位表示させたいキーワードを入れることです。
「転職サイト おすすめ」のキーワードで検索した人に読んでほしいなら、必ずタイトルに「転職サイト」と「おすすめ」のワードを入れましょう。
Googleなどの検索エンジンでは、それぞれの記事の内容を把握した上で検索結果の表示順位を決定しています。
このとき、記事の内容把握に用いられているのが、本文の他に、「タイトル」や「見出し」なのです。
とくに「タイトル」は、検索エンジンにとっても、その記事の内容やテーマを理解するための重要情報とされています。
つまり、タイトルに検索上位表示させるキーワードを入れることはSEO対策になるのです。
検索エンジンに記事内容を適切に知らせることは、検索上位表示に最低限必要なことです。
必ず狙っているキーワードを入れて、タイトル作成をしましょう。
文字数は32文字以内にすること
2つ目は、なるべく32文字以内におさめることです。
なぜなら、検索結果画面では最大でも32文字程度しか表示されないからです。
同じGoogleであっても、記事や検索ワードによって28字や30字しか表示されない場合があるなど、表示される文字数は一定ではありません。
「32文字」はひとつの目安として覚えておきましょう。
例を見てみましょう。
このように、タイトルがすべて表示しきれない場合には、タイトル末尾が「. . .」表示になってしまいます。
見切れた部分は検索ユーザーに伝わらないので、どれだけ良いことを書いていても存在しないとの同じです。
タイトルの重要な役割のひとつは、読者に記事内容を適切に伝えることです。
タイトルは32文字以内にして、ちゃんと伝えたいことが伝わるようにしておきましょう。
さいごに
この記事では、クリック率が高まるブログ記事タイトルの付け方を紹介しました。
タイトルの付け方:基本編
- 即効性を伝える
- 具体的な数字を入れる
- 意外性をもたせる
- 理由を入れる
- 指示語を入れる
- ベネフィットを明確にする
タイトルの付け方:応用編
- 質問する
- 限定感を醸し出す
- 最 "強" ワード:「無料」を入れる
- 最 "恐" ワード:「失敗」や「損」を入れる
- 方法論を解説する
- メリットとデメリットを明示する
- まとめる
- あえてターゲットを狭める
- エピソードを入れる
また、ブログ記事タイトルを付けるときの注意点も解説しました。
タイトルを付けるときの注意点
- キーワードを入れること
- 文字数は32文字以内にすること
以上のコツを使い、注意点に気をつければ、きっとクリック率が高まるタイトルが付けられるはずです。
ブログの記事タイトルは、非常に重要なものです。
読者にも、そしてGoogleなどの検索エンジンに対しても、あなたの記事がどんな内容の記事なのかを適切に知らせる役目を担います。
そして検索結果画面においては、読者がクリックするかどうかを判断する決め手になります。
「クリック率が高まる=PV(ページビュー)数が伸びる」わけなので、タイトルの決め方ひとつでブログ収益が左右されるのです。
そんな重要なものですから、記事タイトルはしっかりこだわって決めましょう。
この記事で紹介したコツを参考にして、あなたの大切な記事に、最高のタイトルを付けてあげましょう。
今回は以上です。
この記事があなたのブログ運営に、少しでも役立てばうれしいです。
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